総合型選抜専門塾 ココミット

公開日: 2026年2月27日

ココミット
受験対策ガイド
総合型選抜 一般選抜 共通テスト後

共通テスト後の
総合型選抜 × 一般選抜
完全両立戦略ガイド

読了時間:約10〜15分

1月の共通テスト、本当にお疲れ様でした。自己採点を終えて、期待通りの結果だった人も、思うようにいかなかった人も、今まさに「これからどうしよう…」という不安と焦りの真っ只中にいるかもしれません。特に、総合型選抜と一般選抜を併願している受験生にとっては、「2月の本番に向けて、どちらの対策に集中すべきか」「限られた時間で両立なんて本当にできるのだろうか」と、頭を悩ませていることでしょう。

その気持ち、とてもよく分かります。しかし、安心してください。共通テスト後のこの1ヶ月は、正しい戦略を立てて行動すれば、合格の可能性を最大限に高めることができる、非常に重要な期間です。

この記事では、共通テストの結果を踏まえた上で、総合型選抜と一般選抜の対策を両立させるための具体的な戦略と学習プランを徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの今の立ち位置から何をすべきかが明確になり、迷いなく最後のラストスパートを駆け抜けられるようになっているはずです。


まずは冷静に現状把握!
共通テスト自己採点と
リサーチの正しい使い方

共通テスト後の戦略を立てる上で、最初の、そして最も重要なステップが「冷静な現状把握」です。感情に流されず、客観的なデータに基づいて自分の立ち位置を正確に知ることが、全ての始まりとなります。

なぜ「正確な」自己採点が重要なのか?

「だいたいこれくらい」という曖昧な自己採点は、後の戦略を大きく狂わせる原因になります。なぜなら、大学ごとに出願に必要な科目や傾斜配点(特定の科目の配点を高くすること)が異なるからです。

例えば、同じ国語の点数でも、漢文を除く大学、現代文のみで評価する大学など、計算方法が違えば最終的な得点率は大きく変わります。そのため、科目ごと、大問ごとの詳細な得点まで正確に把握しておく必要があるのです。日頃の模試から、本番の得点開示と照らし合わせて自分の採点のクセを知っておくと、より精度が高まります。

リサーチ結果に一喜一憂しない

自己採点が終わったら、河合塾の「バンザイシステム」や駿台・ベネッセの「データネット」、東進の「合否判定システム」といった、各予備校が提供する共通テストリサーチを活用しましょう。これらのリサーチに自分の得点を入力することで、志望校の合格可能性判定(A〜E判定)を知ることができます。

重要なポイント

判定そのものよりも、「志願者全体の中で自分がどの位置にいるのか」「どの科目で他の受験生と差がついているのか」といった得点分布のデータを重視しましょう。複数の予備校のリサーチを見比べることで、より客観的に自分の立ち位置を分析できます。

ここで大切なのは、判定の結果だけで一喜一憂しないことです。特に国公立大学の二次試験や私立大学の個別試験は、ここからの1ヶ月の頑張りで学力が大きく伸びる時期。リサーチでD判定やE判定だったとしても、逆転合格するケースは決して珍しくありません。


【戦略編】共通テストの結果で決める!
総合型選抜と一般選抜の
「2月」両立プラン

受験生Aくん:

「先生、共通テストリサーチの結果が出たんですけど、C判定で…。総合型選抜の面接も近いし、一般選抜の二次対策もやらないといけないし、もうパニックです…。」


先生:

「落ち着いて、Aくん。C判定ということは、合格の可能性はじゅうぶんあるということだよ。ここから大事なのは、自分の状況に合わせて『力の入れ具合』を調整すること。がむしゃらに両方やろうとするのではなく、戦略的に時間配分を考えるんだ。一緒に君に合ったプランを見つけていこう。」

自己採点とリサーチで現状を把握したら、次はいよいよ具体的な戦略立案です。ここでは、共通テストの結果とあなたの志望度を掛け合わせた3つの戦略パターンを紹介します。

A・B判定

パターン1:一般選抜に軸足を置き、
総合型は「挑戦」と位置づける戦略

共通テストで手応えがあり、リサーチでもA判定やB判定が出た場合は、自信を持って一般選抜での合格を目指しましょう。

  • 学習時間の配分:8〜9割を一般選抜対策に充てます。国公立大学の二次試験や、私立大学の個別試験の過去問演習に全力を注ぎましょう。
  • 総合型選抜の対策:これまで準備してきたことの最終確認やブラッシュアップに留めます。面接練習や提出書類の見直しなど、1日の学習時間のうち1〜2割程度の時間で、感覚を鈍らせないようにするイメージです。この場合、総合型選抜は「合格できたらラッキー」という挑戦と位置づけ、一般選抜で確実に合格を掴み取ることに集中します。
D・E判定

パターン2:総合型選抜に注力し
「逆転合格」を狙う戦略

思うように得点できず、リサーチで厳しい判定が出たとしても、落ち込む必要は全くありません。ここから総合型選抜で逆転合格を狙うための戦略に切り替えましょう。

  • 学習時間の配分:7〜8割を総合型選抜対策にシフトします。特に、面接や小論文、プレゼンテーションなど、配点が高く短期間でも改善が見込める分野に集中的に取り組みます。
  • 一般選抜の対策:完全に捨てるのではなく、併願している私立大学の対策や、最低限の学力維持のために時間を使いましょう。総合型選抜が不合格だった場合に備え、可能性をゼロにしないことが大切です。D判定やE判定からの逆転劇は、毎年多くの受験生が成し遂げています。強い意志を持って、残りの時間を最大限に活用しましょう。
C判定

パターン3:バランス重視で
合格可能性を最大化する戦略

最も多くの受験生がこのパターンに当てはまるかもしれません。合格可能性は五分五分。この状況では、両立のための緻密なスケジュール管理と時間配分が合格の鍵を握ります。

推奨時間配分イメージ

一般選抜
60%
総合型選抜
40%

※状況に応じて 5:5 ~ 4:6 で柔軟に調整

  • 学習時間の配分:総合型選抜と一般選抜の対策を、5:5 もしくは 4:6 程度のバランスで進めます。
  • 具体的な学習法:「午前中は思考力が重要な一般選抜の過去問演習、午後は表現力が問われる総合型選抜の面接・小論文対策」のように、1日の中で時間帯を区切って取り組むのがおすすめです。こうすることで、頭の切り替えがスムーズになり、集中力を維持しやすくなります。どちらの入試方式でも合格の可能性を残しつつ、自分の得意・不得意に合わせて柔軟に時間配分を調整し、合格の可能性を1%でも高めていきましょう。

【実践編】残り1ヶ月!
総合型選抜の直前対策でやるべきこと

後輩:

「先輩、総合型選抜の面接が近いんですけど、何をしたらいいか分からなくて…。新しい本を読んだりした方がいいですか?」


先輩:

「直前期に新しい知識を詰め込むのは得策じゃないよ。それよりも、今まで準備してきたことの『深さ』を増すことに集中するんだ。特に面接では、提出した志望理由書に書いた内容を、面接官が『なぜ?』『具体的には?』って何度も掘り下げてくる。その質問に、自分の言葉で詰まらずに答えられるように練習することが一番大事だよ。」

限られた時間だからこそ、総合型選抜の対策は「やること」を絞り込む必要があります。この時期は「新しい知識のインプット」よりも「自分の考えや経験を的確に伝える表現力の深化」に焦点を当てましょう。

面接対策:「なぜ?」を繰り返す深掘り質問に備える

面接官は、あなたが提出した志望理由書や活動報告書を手に持って質問をしてきます。そこに書かれている内容と、あなたの回答に矛盾がないか、一貫性があるかを厳しくチェックしています。

まずは、提出書類の内容を完璧に頭に入れ、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

その上で、以下のような深掘り質問を自分で想定し、答える練習を繰り返します。

想定される深掘り質問例

  • 「なぜ、他の大学ではなく本学を志望するのですか?」
  • 「その活動から具体的に何を学びましたか?」
  • 「そう考えたきっかけは何ですか?」

学校の先生や塾の講師など、複数の大人にお願いして模擬面接を何度も行うことが非常に効果的です。様々な視点から質問されることで、思考の瞬発力と対応力が鍛えられます。

小論文・プレゼン対策:過去問演習と第三者添削に特化

小論文やプレゼンも、この時期に新しいテーマの勉強を始めるのは非効率です。志望校の過去問を徹底的に分析し、制限時間内に答案を完成させる練習に集中しましょう。

「第三者による添削」が最も重要

書いた答案は必ず学校の先生や塾の講師に見てもらい、客観的なフィードバックをもらってください。自分では完璧だと思っても、論理の飛躍があったり、表現が分かりにくかったりすることはよくあります。「大学側が評価するポイント」を理解し、それに沿った答案を作成するスキルを磨くことが、合格への最短ルートです。


【実践編】逆転合格を掴む!
一般選抜(二次試験・私大)の
ラストスパート術

一般選抜の対策も基本は同じです。新しい参考書に手を出すのは禁物。これまで使い込んできた相棒のような参考書と、志望校の過去問演習に全精力を注ぎ込みましょう。

過去問演習は「解きっぱなし」にせず分析することが命

ただ時間を計って問題を解き、丸付けをするだけでは、残念ながら学力は伸びません。最も重要なのは、その後の分析と復習のプロセスです。

  1. なぜ間違えたのか?(計算ミス、知識不足、時間切れなど)
  2. どの知識が足りなかったのか?
  3. 正解するためには、どう考えればよかったのか?

これらを徹底的に分析し、自分の弱点を一つひとつ潰していく作業こそが、点数を伸ばす上で不可欠です。

多くの方が見落としがちなポイント

多くの受験生が、過去問の全問題を完璧に解こうとしますが、実は入試には「取るべき問題(標準レベル)」と「捨てるべき問題(難問・奇問)」が存在します。合格点を取るためには、難しい問題に時間をかけるよりも、誰もが正解するであろう標準的な問題を絶対に落とさないことの方が遥かに重要です。過去問演習を通じて、問題の難易度を見極め、時間内に合格点を確保するための戦略的な視点を養いましょう。

記述・論述対策は添削で「得点できる答案」を目指す

国公立大学の二次試験で合否を分けるのが、記述・論述問題です。マークシートと違い、自己採点が非常に難しいため、信頼できる先生に添削を依頼しましょう。

自分では書けているつもりでも、「部分点を稼ぐためのキーワードが抜けている」「論理構成が分かりにくい」といった理由で、思った以上に得点できていないことがよくあります。大学側が求める「得点できる答案」の書き方を学び、1点でも多く点数を積み重ねていきましょう。


【Q&A】共通テスト後の
総合型選抜・一般選抜
両立の悩み解決

ここでは、受験生が抱えがちな具体的な悩みについて、Q&A形式でお答えします。

Q1. 総合型選抜の対策に時間を使いすぎて、一般選抜の勉強が疎かになりそうで不安です。どうすれば?

A1. 時間のルール化と相乗効果を意識しましょう。

「午前9時〜12時は一般選抜の数学」「午後2時〜4時は総合型選抜の面接練習」のように、時間帯で対策内容を完全に区切るルールを作りましょう。これにより、どちらかの対策に偏ってしまうのを防ぎ、メリハリをつけて取り組むことができます。

また、総合型選抜の対策は、決して無駄にはなりません。例えば、小論文対策で培った論理的思考力や文章構成力は、一般選抜における現代文の読解や記述問題に必ず活きてきます。面接で自分の考えを話す練習は、思考の整理に繋がり、学習全体の効率を上げることにも繋がります。両方の対策には相乗効果がある、と前向きに捉えましょう。

Q2. 面接で共通テストの点数が悪かった理由を聞かれたら、どう答えるのがベスト?

A2. 正直に認め、前向きな姿勢を示すことが重要です。

これはピンチではなく、あなたの人間性をアピールするチャンスです。嘘をついたり、言い訳をしたりするのは最も避けたい対応です。

まずは、「はい、自分の力不足で満足のいく結果を出すことができませんでした」と正直に結果を認めましょう。

理想的な回答の構成

①結果を認める ②反省と学び ③今後の抱負

「特に〇〇という科目の対策が不十分だったと反省しています。しかし、この失敗から、計画的に準備を進めることの重要性を学びました。この経験を、入学後の研究や課題に粘り強く取り組む姿勢に活かしていきたいと考えています」というように、反省・学び・今後の抱負をセットで伝えるのが理想的です。失敗から学び、次に活かせる成長力のある学生だという印象を与えることができます。

Q3. もう時間がありません。総合型と一般、どちらかを諦めるべきでしょうか?

A3. 諦めるのは最終手段。「比重を変える」戦略を試しましょう。

完全にどちらかを諦めてしまうと、後で「あっちの対策を続けていれば…」と後悔する可能性があります。そうなる前に、まずはこの記事で紹介した「戦略パターン」に自分を当てはめ、どちらかに軸足を置く「比重を変える」という考え方を試してみてください。

例えば、「一般選抜の対策を7割、総合型選抜の対策を3割」のように、力の入れ具合を調整するのです。どちらの可能性も残しつつ、合格の確率がより高い方に時間を集中させることができます。

最終的にどちらか一方に絞る決断をするとしても、自分の志望大学への思いや、これまでの努力を振り返り、後悔のない選択をすることが何よりも大切です。


実践のためのヒントとコツ

最後に、受験勉強や日々の生活で活かせる3つの具体的なヒントとコツを紹介します。

  1. 学習の「見える化」でペースを掴む
    その日に「やることリスト(To-Doリスト)」を作り、終わったタスクに線を引いて消していきましょう。自分がどれだけ進んだかが視覚的に分かり、達成感を得られます。また、週単位や月単位で大まかな計画をカレンダーに書き込むことで、ペース配分がしやすくなり、「間に合わないかも」という漠然とした不安を軽減できます。
  2. 敢えて「何もしない時間」を計画に入れる
    「1時間だけ好きな音楽を聴く」「30分だけ散歩する」など、意図的にリフレッシュする時間をスケジュールに組み込みましょう。24時間戦い続けることは不可能です。質の高い休息は、次の学習への集中力を高めるための重要な「戦略」です。罪悪感を持つ必要は全くありません。
  3. 【意外な盲点】「捨てる勇気」を持つことが合格への近道
    これは、勉強内容だけでなく、入試本番の戦略にも通じる非常に重要な考え方です。残り時間で全ての苦手分野を克服するのは不可能です。配点の低い分野や、どうしても理解できない箇所は、思い切って「やらない」と決める勇気も必要です。同様に、入試本番で明らかに難しすぎる問題に遭遇したら、それに時間を費やすのではなく、解けるはずの問題に集中するために「捨てる」判断をしましょう。完璧を目指すのではなく、合格点を取ることに集中する。それが直前期の鉄則です。

まとめ:自分だけの戦略で
最後まで走り抜け!
合格へのラストメッセージ

今回は、共通テスト後の1ヶ月を乗り切るための、総合型選抜と一般選抜の両立戦略について解説しました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

合格のための4ステップ

  • ①冷静な現状把握:感情的にならず、正確な自己採点とリサーチで客観的に自分の立ち位置を知る。
  • ②結果に応じた戦略設定:A/B判定、C判定、D/E判定など、自分の状況に合った戦略パターンを選び、力の入れ具合を決める。
  • ③対策の絞り込み:新しいことには手を出さず、総合型は「表現力の深化」、一般選抜は「過去問分析」に特化する。
  • ④心身の健康管理:戦略的な休息と健康的な生活が、最後のパフォーマンスを最大化する。

共通テスト後のこの1ヶ月は、学力はもちろん、精神的にも人間的にも、あなたが最も大きく成長できる貴重な期間です。不安や焦りを感じるのは、あなたが本気で合格したいと願っている証拠です。

これまで積み重ねてきた努力を信じ、自分に合った戦略を立てて、一日一日を大切に過ごしてください。あなたの前には、まだ無限の可能性が広がっています。最後まで自分を信じて走り抜いた先に、きっと素晴らしい春が待っているはずです。

心から応援しています!


※本記事に掲載されている入試情報は、執筆時点のものです。必ず各大学の最新の募集要項をご確認ください。

ココミット

© ココミット All Rights Reserved.

※記事内の画像は AI(Genspark)で生成しています

← 記事一覧へ戻る