総合型選抜専門塾 ココミット

公開日: 2026年1月11日

【最後が肝心】志望理由書の締めくくり完全ガイド|熱意が伝わる終わり方

評価される締めくくりの「型」から具体的な例文、NG例まで徹底解説

「志望理由書の最後、どう締めくくればいいかわからない…」
「『頑張ります』だけでは、熱意が伝わらない気がする…」

大学入試や就職活動で志望理由書を書く多くの人が、このような悩みを抱えています。時間をかけて自己分析し、志望動機を練り上げたのに、最後の「締めくくり」がありきたりな一文で終わってしまっては、非常にもったいないことです。

実は、採用担当者や面接官は、あなたが思う以上に「終わり方」を重視しています。締めくくりの一文で、それまで書いてきた内容全体の印象が大きく変わり、時には評価を下げてしまうことさえあるのです。

しかし、心配はいりません。この記事を読めば、評価される締めくくりの「型」がわかり、あなたの熱意や将来性を最大限にアピールする方法が身につきます。具体的な例文やNG例も交えながら、ライバルと差がつく「終わり方」の書き方を徹底解説します。

この記事を読み終える頃には、あなたの志望理由書は、採用担当者の心に響く、力強いメッセージで締めくくられているはずです。


なぜ志望理由書の「締めくくり」が合否を左右するのか?

志望理由書の締めくくりは、単なる文章の終わりではありません。あなたの志望度の高さや将来性をアピールするための、最後の、そして最も重要なチャンスなのです。なぜそれほどまでに重要なのでしょうか。

① 全体の印象を決定づける最後の自己PRの場

採用担当者は、一日に何通、何十通もの志望理由書に目を通します。そのため、すべての文章を隅々まで同じ熱量で読むことは困難です。結果として、特に印象に残りやすいのが「書き出し」と「締めくくり」なのです。

本文でどれだけ素晴らしい経験や熱意を語っていても、最後が弱い言葉で終わってしまうと、全体の印象までぼやけてしまいます。逆に、力強い締めくくりは、あなたの主張を深く印象づけ、「この人に会ってみたい」と思わせる力を持っています。締めくくりは、あなたの熱意を凝縮して伝える、最後の自己PRの場なのです。

② 心理学が証明する「終わり方」の重要性(親近効果)

心理学には「親近効果」という言葉があります。これは、「人は最後に提示された情報が最も記憶に残りやすい」という現象を指します。

これは志望理由書においても同様です。採用担当者は、読み終えた直前の情報、つまり「締めくくり」に最も強く影響を受けます。たとえ本文の途中に少し弱い部分があったとしても、締めくくりで入学・入社への強い意欲や将来のビジョンを明確に示せれば、書類全体がポジティブな印象に変わる可能性が高いのです。

この心理的効果を理解し、戦略的に締めくくりを構成することが、合格を勝ち取るための鍵となります。


評価される締めくくりに不可欠な3つの要素

では、具体的にどのような内容を盛り込めば、評価される締めくくりになるのでしょうか。以下の3つの要素を意識することで、あなたの締めくくりは格段に説得力を増します。

要素①:志望動機の要約と一貫性の提示

まず、本文で述べてきた志望動機や自己PRを、締めくくりで簡潔に要約します。「これまでの経験や学びがあったからこそ、私は貴学(貴社)を強く志望します」という、文章全体の結論を力強く示すのです。

これにより、あなたの主張に一本の筋が通り、文章全体に一貫性が生まれます。採用担当者は、あなたが論理的に物事を考え、一貫した目標を持っていることを確認できます。

要素②:入学・入社後の具体的な抱負

次に、「入学・入社したら何をしたいか」という具体的な抱負を示します。ここで重要なのは、抽象的な言葉で終わらせないことです。

例えば大学入試なら、「〇〇教授の△△という授業に特に興味があり、~の知見を深めたい」「貴学の□□という留学制度を活用し、国際的な視野を養いたい」のように、大学のカリキュラムや特徴に具体的に触れると、志望度の高さが伝わります。これは、あなたが事前にしっかりと大学について調べている証拠にもなります。

要素③:将来のビジョンと組織への貢献意欲

最後に、大学での学びや企業での経験を通して、将来的に社会や組織にどう貢献したいのかというビジョンを語ります。

これは、あなたの主体性や成長意欲を示す上で非常に重要です。「貴学で得た知識を活かし、将来的には〇〇という社会課題の解決に貢献したい」「私が持つ△△のスキルを活かし、貴社の□□事業の発展に貢献したい」といった言葉は、採用担当者に「この人は将来、私たちの組織で活躍してくれそうだ」という具体的なイメージを抱かせます。


【5ステップで完成】熱意が伝わる締めくくりの書き方

それでは、実際に熱意の伝わる締めくくりを作成する手順を、5つのステップに分けて見ていきましょう。

ステップ1:志望先の「求める人物像」を再確認する

多くの方が見落としがちなポイント

志望理由書を書き始める前に、志望先の「求める人物像」を徹底的に理解することが最も重要です。大学であれば「アドミッション・ポリシー」、企業であれば「企業理念」や「求める人材像」を必ず確認しましょう。ここに書かれている言葉は、いわば志望先からのメッセージです。自分の強みや目標が、このメッセージとどう合致するのかを考えることが、説得力のある締めくくりへの第一歩です。

ステップ2:伝えたい「核」を3つの要素に整理する

ステップ1で確認した求める人物像を踏まえ、前の章で解説した「3つの要素」を自分の言葉で書き出してみましょう。

  • 要約: なぜ私はここを志望するのか?(一言で)
  • 抱負: 入ったら具体的に何をしたいか?(学び、研究、業務など)
  • ビジョン: 将来、どうなりたいか?どう貢献したいか?

この3つの核を明確にすることで、締めくくりの骨子が完成します。

ステップ3:自身の経験と志望先での学び・活動を結びつける

次に、あなたの過去の経験と、志望先でやりたいこと、そして将来のビジョンを線で結びつけます。

【会話でイメージ!】

生徒:「先生、志望理由書の締めくくりで『貴学で学び、地域医療に貢献したい』と書いたのですが、ありきたりですか?」

先生:「熱意は伝わるけど、もう一歩踏み込めるね。君は高校時代、ボランティアで高齢者施設を訪問していた経験があるだろう?その経験と結びつけてみよう。」

生徒:「なるほど。『高齢者の方々と接する中で芽生えた地域医療への問題意識を、貴学の〇〇プログラムで専門的に探求し、将来的には地域に密着した医療従事者として貢献したいです』のように書けばいいんですね!」

先生:「その通り!具体的な経験が入ることで、君だけのオリジナルのストーリーになり、熱意の説得力が格段に上がるよ。」

ステップ4:未来志向の力強い言葉で文章を組み立てる

骨子ができたら、いよいよ文章にしていきます。ここで大切なのは、未来志向で能動的な言葉を選ぶことです。

△ 避けるべき表現

学ばせていただきたいです。

○ 推奨される表現

~を探求したいです。~に貢献したいです。~を実現する所存です。

受け身の姿勢ではなく、「自分が主体となって行動する」という意志を示すことで、熱意と頼もしさが伝わります。

ステップ5:状況別の例文を参考に仕上げる

最後に、具体的な例文を参考に、自分の言葉で文章を完成させましょう。

大学入試向け例文:学びや研究への意欲をアピール

〇〇教授の指導のもと、△△分野の研究を深め、その成果を将来□□という形で社会に還元したいと考えております。この目標に向け、貴学での4年間を主体的に学び抜く所存です。

ポイント: 具体的な教授名や研究分野を挙げることで、学びへの真剣な姿勢と、将来への貢献意欲を結びつけています。

専門学校・就職活動向け例文:貢献意欲と自己成長を両立

貴社(貴校)の~という理念に深く共感しており、私が培ってきた〇〇のスキルを活かして、△△の分野で即戦力として貢献できると確信しております。また、業務を通じて□□の能力をさらに高め、将来的には事業の中核を担う人材へと成長したいです。

ポイント: 自身のスキルがどう貢献に繋がるかを具体的に示しつつ、自己成長への意欲も見せることで、長期的な活躍を期待させます。


【要注意】評価を下げてしまうNGな締めくくりと改善策

良かれと思って書いた表現が、実は評価を下げているかもしれません。よくあるNG例と、その改善策を知っておきましょう。

NGな締めくくり なぜNG? 改善策
① 根拠のない抽象的な言葉
例:「精一杯頑張ります。」
具体性がなく、誰にでも言えるため熱意が伝わりにくい。 「何を」「どのように」頑張るのかを具体的に書く。
例:「~の研究に主体的に取り組みます。」
② 受け身な姿勢
例:「学ばせていただきたいです。」
主体性の欠如と捉えられ、意欲が低い印象を与える可能性がある。 「~したい」「~に取り組みます」といった能動的な表現に言い換える。
③ 感謝の言葉だけで終わる
例:「お読みいただきありがとうございました。」
感謝は大切だが、最後のアピールの機会を逃してしまう。 感謝の言葉に加えて、最後にもう一度、意欲を示す一文を加える。
④ 本文との一貫性がない
例:本文は経済学への興味なのに、締めは国際協力の話。
主張に一貫性がなく、考えがまとまっていないと判断される。 全体を読み返し、導入から結論まで、主張が一貫しているか確認する。

志望理由書の締めくくりに関するよくある質問

ここでは、多くの人が疑問に思うポイントをQ&A形式で解説します。

Q1. 締めくくりは、どのくらいの長さ(文字数)が適切ですか?

A1. 全体の1割程度、文字数で言えば100~150字が目安です。

長すぎると要点がぼやけ、短すぎると熱意が伝わりません。志望理由書全体の文字数にもよりますが、3~4文程度で、これまで解説した3つの要素(要約・抱負・ビジョン)を簡潔にまとめることを意識しましょう。

Q2. 「です・ます調」と「だ・である調」はどちらが良いですか?

A2. 迷ったら、丁寧な印象を与える「です・ます調」が無難です。

どちらの文体でも問題はありませんが、最も重要なのは「文章全体で統一すること」です。文体が混在していると、読みにくいだけでなく、稚拙な印象を与えてしまうので注意しましょう。

Q3. 「以上です。」という言葉で締めくくるのは問題ないですか?

A3. 避けたほうが良いでしょう。

「以上です。」で締めくくると、唐突で冷たい印象を与え、意欲が伝わりにくくなります。「~と確信しております」「~に貢献する所存です」のように、あなたの意志や熱意を示す未来志向の言葉で締めくくることを強く推奨します。

Q4. どうしても良い締めくくりが思いつかない場合はどうすれば?

A4. 一人で抱え込まず、視点を変えてみましょう。

良い言葉が出てこない時は、一度パソコンや原稿用紙から離れてみるのが効果的です。

  • 誰かに話してみる: 友人や先生、家族に「なぜその大学・企業に行きたいのか」を自分の言葉で話してみてください。話すうちに頭の中が整理され、熱意のこもったキーワードが見つかることがあります。
  • 資料を読み返す: 志望先のパンフレットやウェブサイトにある「卒業生・社員インタビュー」を読んでみましょう。そこで使われている言葉や、活躍している人の姿から、自分の将来像を重ね合わせるヒントが得られるはずです。

まとめ:締めくくりは、あなたの未来を語る最後の自己PR

今回は、志望理由書の締めくくりの書き方について、その重要性から具体的な作成手順まで詳しく解説しました。

最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

  • 締めくくりは、採用担当者の印象を決定づける最後の自己PRの場である。
  • 評価される締めくくりには「志望動機の要約」「入学・入社後の抱負」「将来のビジョン」の3要素を盛り込む。
  • 「頑張ります」などの抽象的な言葉や、「~させていただきたい」といった受け身の表現は避ける。
  • 能動的で未来志向の言葉を選び、主体性と熱意を伝える。

この記事で紹介した例文やステップは、あくまであなたの熱意を形にするための道具です。最終的に最も大切なのは、あなた自身の言葉で、将来への熱い思いを誠実に語ることです。

さあ、この記事を参考に、あなたの志望理由書をもう一度見直してみてください。きっと、あなたの未来への扉を開く、最高の締めくくりの言葉が見つかるはずです。応援しています!


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※記事内の画像は AI(Genspark)で生成しています

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