【高3からでも遅くない】総合型選抜の準備・対策について0から徹底解説!
公開日: 2025年2月3日

「総合型選抜の対策って何をいつから始めたらいいのか分からない」
「総合型選抜で合格するための具体的な勉強法や対策方法を知りたい」
「総合型選抜の小論文で頻出するテーマや、その書き方のコツを教えてほしい」
こんなふうに思っていませんか?
総合型選抜は、以前はAO(アドミッションズ・オフィス)入試と呼ばれていた、大学入試方法のひとつです。
各大学のアドミッション・ポリシー(求める学生像)と合致した学生を探すため、学力だけではなく、書類審査・面接・小論文など、さまざまな選考方法で学生を選抜します。
2023年の文科省の調査によると入学者の約2割が総合型選抜を利用しており、年々その数も増えています。
しかし、総合型選抜は一般入試とは異なる試験が行われるため、「どんな準備をしたら良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、総合型選抜の準備についてポイントや、具体的な対策方法を詳しく解説していきます。
本記事を読んでいただくことで、総合型選抜の準備・対策について具体的に理解ができ、「今日から何を具体的にやれば良いのか」がわかります。

ぜひ最後までお読みください。

1. 総合型選抜の準備は高1から始まっている!早めの対策が合格率アップのカギ

総合型選抜で成功するためには、早めの対策が鍵となります。
総合型選抜では、「自分がこの大学に入ったらどんな勉強をしたいか」「大学を卒業してどんな仕事に就きたいか」などを問われることが多いため、自己分析が重要です。
そのために高1から早めに将来について考え、自分のアイデアをまとめておくことが合格率アップのカギになります。
また、定期テストで高い評定平均を維持することで、書類審査で有利になる点も重要です。
Tip:評定平均
別名「内申点」とも呼ばれる、高校3年間の成績の平均のこと。
高校1年生の1学期から高校3年生の1学期までの成績を平均して数値化するため、高校に入学した直後から志望大学・志望学部が定める基準を意識して成績を維持することが重要となる。
もちろん高3からでも遅くはありません。
しかし、ライバルが高1から準備しているなかで合格を勝ち取るためには、以下の取り組みが必要です。
自分だけで対策するのではなく、学校の先生や外部のサポートも利用すること
「総合型選抜」の試験内容と自分の今の状態を把握し、対策・準備をすること

ここでは具体的に「どんな準備から始めたらよいか」を順番に見ていきます。
1-1. 志望大学が総合型選抜の対象か確認しよう
まず自分が受けたい大学・学部のホームページにいき、募集要項を確認しましょう。
総合型選抜は年々実施する大学が増えていますが、全ての大学で実施されているわけではありません。
多くの大学・学部はその年の6月ごろに募集要項を公開しています。
もし公開されていなければ、前年度の募集要項を確認してみましょう。
また前年度の募集要項を確認した後も、定期的にホームページを訪れ、最新情報をチェックすることが大切です。
前年度までと試験に内容に変更があったり、総合型選抜を実施しない可能性もあります。
1-2. 学校の定期テストでしっかり点数を取ろう
次に、学校の定期テストでしっかり点数を取り、総合型選抜の募集要項の条件を満たすようにしましょう。
総合型選抜では、まず書類審査を実施する大学がほとんどです。
志望大学・学部によって異なりますが、書類審査のために以下の書類を提出することが多いです。
調査書
願書
活動報告書
志望理由書
自己推薦書
学修計画書

この中でも学校の評定平均や出席日数などが記された「調査書」は特に重要な書類です。
Tip:調査書
調査書とは、文部科学省が発行している「入学者選抜実施要項調査書」のこと。
氏名や現住所など学生の基本情報はもちろん、教科・科目ごとの5段階の成績や評価・部活動や委員会など特別活動の記録・総合的な探求の時間での活動内容などが記されている。
評定平均が志望大学・学部の基準を満たしていない場合、総合型選抜に出願することすらできない場合があります。
例えば各大学では出願資格として、評定平均を設けています。
学校・学科名 | 必要な評定平均 |
慶應義塾大学 法学部 法律科 | 全体+指定する5教科4.0以上 |
青山学院 文学部 史学科 | ①全体の学習成績の状況4.0以上 |
日本大学 法学部 第一部法律科 | ①全体の学習成績の状況3.5以上②外・国・数・地歴いずれか4.0以上 |
立教大学 経営学部 経営学科 | 4.0以上 ※他条件あり |
詳しくは学校の先生に確認したり、各大学・学部のホームページを確認しましょう。
「総合型選抜を受験したい」と思ってからでも遅くありません。
志望大学・学部の求める評定平均に達していない場合、今からでも学校の定期テストでしっかりと点数を取り、評定平均を上げましょう。

1-3. 自己分析を徹底し、自己理解を深めよう
総合型選抜では、大学は「大学側が求める人物かどうか」を判断するために「なぜこの大学・学部に入りたいのか」を確認します。
その確認のために「志望理由書」や「自己推薦書」を求める学校がほとんどです。
Tip:志望理由書・自己推薦書
志望理由書は、「この大学になぜ入りたいのか」を記載した書類、
自己推薦書は「自分が志望する大学・学部になぜふさわしいのか」を読む相手に説得する書類である。
自分の強みや弱み・興味関心・将来の夢を明確にすることで、これらの書類に書くことや面接で説得力のあるアピールをできます。
1-4. 将来やりたいことを明確にしよう
総合型選抜では、将来の目標や志望理由を明確にすることが合否を左右します。
大学側は、入学後や卒業後にどう活躍するかを重視して評価するため、自分が目指すキャリアや実現したい夢を具体化することが重要です。
過去の経験や興味から「なぜその大学で学びたいのか」を掘り下げ、説得力のあるストーリーを構築しましょう。
また、目標が定まらない場合は、様々な本を読んだり、家族・友人・学校の先生に話してみるなど、さまざまな体験を通じて興味を深めると良いでしょう。
明確なビジョンを持つことが、総合型選抜の対策の基本となります。
1-5. オープンキャンパスに行って大学を実際に見ておこう
オープンキャンパスは、志望大学を深く理解する絶好の機会です。
Tip:オープンキャンパス
学校が主催する、高校生やその保護者を対象にした、その大学を深く知ってもらうためのイベントのこと。
オープンキャンパスに参加することで、総合型選抜で有利に働くことがある。
実際にキャンパスを訪れることで、学内の雰囲気や設備、授業の内容を具体的に知ることができます。
また、在学生や教授と直接話せる場もあり、学びたい分野についての具体的な質問や不安を解消するチャンスです。
この経験は、志望理由書や面接で説得力のある志望動機を作る際に大いに役立ちます。行きたい大学の魅力を肌で感じ、自分にとって本当に合う大学かを確かめるために、ぜひ積極的に参加しましょう。
1-6. 自分の通う高校でどこまで対策してくれるか確認しておこう
総合型選抜の対策を始めるときに、自分が通う高校がどの程度サポートしてくれるかを確認することも大切です。
例えば、小論文指導や面接練習、志望理由書の添削をしてくれるかを先生に聞いてみましょう。
一部の高校では、総合型選抜に特化したプログラムを提供していることもあります。
また、学校が対応していない場合は、塾に通う必要があるかもしれません。
まずは自分の通う高校でどこまで対策をしてくれるかを確認し、高校のサポートが足りなければ早めに外部の塾を検討しましょう。
1-7. 課外活動や資格取得にも注力しよう
課外活動や資格取得は、総合型選抜での重要なアピールポイントです。
大学側は、学業成績以外にも志願者の個性や意欲を評価します。
例えば、以下の項目が大学から評価される可能性があります。
ボランティア活動
部活動
語学(例:英検、TOEIC、TOEFL、HSK、仏語検定 など)
専門スキルに関する資格(例:日商簿記、漢字検定 など)

自分の興味や将来の目標に関連する活動を選び、具体的な成果を示せるよう準備しましょう。
これらの経験が、大学での学びやキャリア目標とどのように結びつくかを説明することが重要です。
2. 総合型選抜の具体的な対策方法

総合型選抜で成功するためには、具体的な対策を順序立てて行うことが重要です。
一般的に総合型選抜では、下記の選考フローが用意されています。

それぞれのフェーズに合わせた準備や対策が必要になるため、順番に解説していきます。
2-1. 書類選考の対策
書類選考は総合型選抜の一番最初の関門であり、完成度の高さが合否を大きく左右します。
総合型選抜は一般的に以下のスケジュールで行われます。
6月:HPなどで募集要項の配布
7月:願書の配布
8月〜12月:出願→書類選考→面接試験の実施
6月前後に公開される「募集要項」をよく読み、大学ごとに求められる内容を明確にしましょう。
また、高1・2年生は昨年の資料を参考にするのも良いでしょう。
各書類では以下のポイントが確認されます。
志望理由書・自己推薦書 | 具体性・論理性 |
活動報告書・学習計画書 | 信頼性 |
書き終わったら、学校や塾の先生など、第三者に添削を依頼しましょう。
「誤字脱字がないか」「読みやすい内容になっているか」を確認することも大切です。
2-2. 小論文の対策
小論文対策は、大学ごとに求められる形式や内容が異なるので、前もって調べておくことが重要です。
事前に提出する形式・試験会場で実施する形式、もしくはその両方が課される場合もあり、文字数やテーマも大学ごとに異なります。
大学・学部によっては英文で出題されることもあるので、事前の情報収集が必須です。
小論文は早く書き終えることが目的ではなく、早い段階で着手し、何度も練り直すことが合格への鍵となります。
特に、小論文を書く際は下記のポイントに注意して準備・執筆をしましょう。
事前準備 | 小論文の頻出テーマを知り、背景知識を身につける |
執筆時 | 字数制限を守る |
小論文は練習するほど上達します。
遅くても高3の春から対策を始めましょう。
これらのポイントを意識して準備・執筆することで、より良い小論文に仕上げることができます。
2-3. 面接・プレゼンテーション・ディスカッションの対策
面接やプレゼンテーション・ディスカッションは、総合型選抜で自分の強みや目標を直接大学側にアピールできる重要な場です。
面接では、志望理由や将来のビジョンを明確かつ簡潔に伝える練習が必要です。
面接の対策 | 志望理由・将来のビジョンを明確に伝える練習をする |
プレゼンテーションの対策 | テーマに沿った論理的な構成・表やグラフを使った資料の作成をする |
ディスカッションの対策 | 他者の意見を聞く・自分の意見をわかりやすく伝える練習をする |
これらは模擬練習を繰り返し行い、タイムマネジメントやコミュニケーションスキルを磨くことが成功の鍵です。
2-4. 学力試験の対策
総合型選抜では学力試験を課す学校・課さない学校があります。
まず、自分が志望する大学・学部の募集要項を確認しましょう。
学力試験は、総合型選抜において大学ごとの出題傾向に合わせた対策が重要です。
学校の定期テストや外部の模擬試験で自分の弱点を把握したうえで、重点的に補強しましょう。
志望大学・学部の過去問を活用することで、試験の形式や頻出テーマに慣れることができます。
また、時間配分の練習も大切です。
試験範囲が広い場合は、早めに計画を立てて着実に進めることが成功の鍵です。
自分が通う高校の対策授業や先生のサポートがあればうまく活用しつつ、外部教材やオンライン講座も活用して、効率的に学力向上を目指しましょう。
3. 対策する時間が足りないなら、入りやすい大学を探すのもあり

倍率や出願条件が現在の自分と合っている大学・学部を検討することも一つの選択肢です。
総合型選抜には準備・対策が重要です。
遅くても高3の春には準備を始めたいところですが、高3の夏・秋からでも間に合わせるためには「自分が受かる可能性が高い大学・学部」を探すことも重要です。
すべての大学が同じ難易度や条件を持つわけではなく、「総合型選抜で受かりやすい」以下の特徴を持つ大学もあります。

自分の得意分野を評価してくれる大学を選ぶことで、短い準備期間でも成果を出しやすくなります。
自分に合う大学・学部を調べるには、以下の方法が有効です。

時間がないからこそ「自分ひとりで受かりやすい大学を探すこと」は、難易度が高いかもしれません。
そんな時は専門の塾に相談してみるのも有効です。

4. 総合型選抜の対策がどうしても不安なら塾を検討するのもおすすめ

「高3のいまからでも対策を始めたい」
「学校のサポートだけでは総合型選抜の合格には不十分かも」
そんな総合型選抜の対策に不安を感じるかたは、専門的なサポートを受けられる塾や予備校を活用するのも有効な方法です。
塾では、志望理由書や自己推薦書の添削、小論文対策、面接の模擬練習など、総合型選抜に特化した指導が受けられ、効率的に準備を進められます。
さまざまな塾の中でも「ココミット」は、限られた時間を最大限活用するための以下の工夫をしています。

総合型選抜の対策に不安がある場合、まずは気軽に「学習相談」を申し込んでください。
あなただけの「年間・週間学習計画表」を作成します。

5. まとめ〜総合型選抜を突破するには早めの対策が大切〜

総合型選抜は、自己分析や志望理由の明確化・小論文や面接対策など、多岐にわたる準備が必要な入試方法です。
しかし、この記事で紹介したように、ポイントを押さえた計画的な対策を行うことで、短期間でも効率的に準備を進めることが可能です。
まずは志望大学の情報を徹底的にリサーチし、その学校にあった対策方法を見つけましょう。
さらに、通っている高校のサポートだけでは不安に感じる場合、専門の塾のサポートを活用することも大切です。
早めの準備が合格のカギを握ります。
今からでもできることを一つずつ始め、志望校合格を目指しましょう。