「志望理由書の締め方」完全ガイド|印象に残る結論の書き方とNG例文3選
公開日: 2025年4月10日

「志望理由書は書き終わったんだけど、締め方が合っているのか分からない…」
「いろんな志望理由書の締め方テンプレートがあるけれど、そのまま使っていいのかな…」
「合格した人の志望理由書について「締めの事例」が見たい」
こんなお悩みはありませんか?
志望理由書の締め方でもっとも重要なポイント「要約」「展望」「熱意」です。
この3つを結論に入れることで、入試担当者に「なぜこの大学に入りたいのか」が伝わり、志望校合格にグッと近づけるでしょう。
しかし、実際に志望理由書を書いてみると「最後の締め方が分からない」「ありきたりな締め方になってしまう」という悩みが出てくるのではないでしょうか。
そこで本記事では、総合型選抜専門塾のプロ講師が「志望理由書の締め方」について、徹底解説します。

この記事を最後まで読めば、志望理由書の締め方を理解でき、総合型選抜で志望校合格に大きく近づくことができます。
ぜひ最後までお読みください。

1. 志望理由書の締め方のポイントは「要約」「展望」「熱意」


志望理由書の締め方のポイントは「要約」「展望」「熱意」です。
志望理由書の締めは入試担当者が読む最後のパート、つまり「なぜこの大学に入りたいのかを述べる結論部分」です。
ここで入試担当者に自分の熱意や意図がうまく伝わらないと、面接に進めず、不合格になる可能性が高まります。
そのため「要約」「展望」「熱意」を効果的に伝え、面接官に「会ってみたい」と思わせることが大切です。
これら3つのポイントを順番に解説します。
1-1. 締め方のポイント①:「要約」でまとめる
1つ目のポイントは「要約」でまとめることです。
志望理由書の最後のパートである「締め」で読者(入試担当者)が確認したいことは「この志望理由書は何を伝えたかったのか」です。
そのため、全体の文章を1〜2文程度で要約し、志望理由書の内容を簡潔に伝えましょう。
例文
以上、わたしは国際的な人材を育成できる英語教師となるべく、貴学のオーストラリア留学プログラムを活用したく考えています。
1-2. 締め方のポイント②:将来の「展望」を語る
2つ目のポイントは将来の「展望」を語ることです。
大学に入学する学生は、なにかしらの「目標」「目的」を達成するために入学します。
多くの場合「〇〇の仕事をしたいから」「〇〇について研究したいから」など、将来の展望と関わっているのではないでしょうか。
この「自分が大学で勉強することをどう活かしたいのか」を志望理由書の締め部分で伝えることで、「大学で勉強したい理由」に説得力を持たせることができます。
ただし、長く書く必要はありません。
「貴学の○○カリキュラムで△△を学び、□□の分野で貢献できる人材を目指します。」など、簡潔に記載しましょう。
1-3. 締め方のポイント③:志望校への「熱意」を語る
3つ目のポイントは志望校への「熱意」を語ることです。
熱意を語るポイントは以下の3つです。

とくに数ある大学のなかで「なぜ本学を選んだのか」を、入試担当者へ伝える必要があります。
たとえば「経済学を学びたい」だけなら、経済学部のある大学は数多くあります。
しかしそこから深掘りして、以下のように記載するとより説得力のある文章に仕上がります。

こう書くと「この大学・学部でないとだめな理由」がしっかり相手に伝わるのではないでしょうか。
最後にこの熱意を相手に伝えることで、志望理由書がより良いものになるでしょう。
2. 【志望理由書の締め方】今すぐ使える理想的な例文3選

次に、いますぐ使用できる例文を3つ紹介します。
どの例文も先ほど紹介した「要約」「展望」「熱意」が含まれています。
自分にあったテンプレートを使用して、自分に置き換えて書いてみましょう。
経済学部向け例文
「このように貴学で経済を学びながらインターンシップ制度を活用し、知識と実践を積み、将来は金融分野でお客様に信頼される銀行員になりたいと考えています。貴学での学びを通じて自らの夢を叶えたく、貴学を志望します。」
社会・メディアコミュニケーション学部向け例文
「以上のように、貴学部ではメディアの在り方を研究し、公平構成な報道をする新聞記者になりたい。そのために貴学のメディア学の受講・および新聞記者であった山田教授のもとでの研究こそが、私の目標達成のために必要不可欠であると確信しています。その環境の中で、全力で学び挑戦していきたいです。」
教育学部向け例文
「私にはまだ英語教師になるための専門的知識・資格が備わっていない。しかし貴学での海外インターンシップ制度を通じて、言語はもちろん文化敵背景を理解し、社会に貢献できるよう邁進します。」
これらの例文を自分に置き換えて書いてみると良いでしょう。
3. 【結論】志望理由書の締め方が「面接に進めるか」を左右する

志望理由書の締め方が重要な理由は「面接に進めるか」、つまり書類選考の合否に関わるからです。
志望理由書で熱意や志望理由が伝わってこなければ、面接で「もっと話を聞いてみたい」「この学生に入学してほしい」とは思わないからです。
とくに大学入試関係者は、入試時期には何百人・何千人もの書類を見ているかもしれません。
最後の締めは1〜3文と短い文章ですが、それだけ重要なパートです。
まず、自分の志望動機を簡潔に要約し、次に大学での学びの展望を述べます。そして、最後に熱意を伝えることで、面接官に「この人の話をもっと聞きたい」と思わせることができます。
「貴学で○○を学び、将来□□の分野で活躍したいと考えています。」のように、短く、力強く、具体的にまとめることで、面接につながる可能性が高まります。
最後まで気を抜かず、印象に残る締め方を意識しましょう。
4. やってはいけない!NGな志望理由書の締め方のパターン3選

良い志望理由書のポイントとして「要約」「展望」「熱意」が伝わることを解説しました。
本章では「NGな志望理由書」について解説します。
これからお伝えする3つのような締め方では、読者に熱意や志望度が伝わらず、面接に進めない可能性があります。

順番に見ていきましょう。
4-1. NGパターン①:曖昧で弱い締め方
1つ目のNGパターンは「曖昧で弱い締め方」です。
結論の部分で熱量や情熱が感じられない文章の場合、相手への印象が薄れます。

具体的な志望大学・学部の興味のある授業やゼミ・プログラムに言及し「だから貴学に入学したい」と、強い意思を示しましょう。
例えば、「私は貴学で多くのことを学び、自分の成長につなげたいです。」 という締め方は、意気込みはあるものの、具体性がなく印象に残りません。
効果的な締め方にするには、
「貴学の○○のカリキュラムを活かし、△△の分野で□□の力を身につけることを目指します。」
のように、学びたい内容・目的・将来の展望を明確に書くことが重要です。
締めの一文は、最後のアピールチャンスです。ぼんやりした表現にならないよう注意しましょう。
4-2. NGパターン②:ありきたりな締め方
2つ目のNGパターンは「ありきたりな締め方」です。
多くの志望理由書の締めテンプレートでは「貴学を志望する」というフレーズが使われています。
このフレーズももちろん良いのですが、他の受験生もよく使用するため「ありきたりな表現」「きちんと考えられていない」と捉えられることもあります。
より効果的に自身の熱意を伝えるために、以下のような別表現を使用することをおすすめします。
以上の理由から、貴学の環境で研鑽を積むことを強く希望する。
将来〇〇として社会に貢献するために、貴学で学ぶ必要があると確信している。
貴学の特色あるカリキュラムのもとでこそ、自分の理想とする学びができると考える。
貴学の環境で◯◯を学び、専門性を高めることを切に望んでいる。
4-3. NGパターン③:一貫性がない締め方
3つ目のNGパターンは「一貫性がない締め方」です。
締めくくりで本文ととまったく関連がない事柄を書くことは避けましょう。
なぜなら結論パートは「本文の内容をさらに強調して伝える箇所」であり、関係のない話を入れてしまうと読者が混乱するからです。
あくまで締め部分は、今までの話の要約や将来の夢・志望度の強さをアピールするだけにとどめましょう。
5. 伝わる志望理由書を書くための5つのコツ

志望理由書は「大学に『自分がなぜこの大学・学部に入りたいか』をアピールする書類」であること、そのために「要約」「展望」「熱意」が重要であることを伝えました。
本章では分かりやすくその3要素を伝えるために、意識したい5つのコツを解説します。

順番に見ていきましょう。
5-1. 1文を長くしすぎない!最大70文字まで
1つ目のコツは「1文を長くしすぎないこと」です。
長くても70文字程度におさめましょう。
というのも、志望理由書では、簡潔で分かりやすい文章を心がけることが大切です。
とくに1文が長すぎると、読みにくくなり、意図が正しく伝わりません。
一般的に1文は最大70文字までを目安にすると、スムーズに読み進められます。
たとえば、次の2つの例文を見てみましょう。
悪い事例
私は貴学の海外インターンシップ制度に興味があり、将来は英語教師を目指しており、そのために自分の英語力の強化はもちろん、海外の文化を経験したいと思っており、貴学を志望します。
良い事例
私は英語教師になる夢を叶えるべく、貴学を志望します。なぜなら貴学には独自の海外インターンシップ制度があり、英語を働きながら学ぶことができます。そこで海外の文化を経験し、生徒に言語を通じて文化を教えられる教師になりたいです。以上より、貴学を志望します。
両方とも内容は同じですが、「良い事例」の方がより分かりやすいのではないでしょうか。
とくに1文あたりの文字数が多いと「なにを言いたいのか」が簡潔に伝わりません。
長くなりそうな場合は、適切に句点や読点を入れて、読みやすいリズムを意識しましょう。
5-2. 論理的な文章を組み立てる
2つ目のコツは「論理的な文章を組み立てること」です。
なぜなら、読者である入試担当者は1日に多くの志望理由書を読んでおり、短時間でチェックし、内容がわかりづらいと感じると面接に呼びたくないと感じるからです。
相手に読みやすい論理的な文章を書く際は、PREP法を活用しましょう。
PREP法とは相手にわかりやすく論理展開する文章の書き方のこと
Point(要点):結論や主張を伝える
Reason(理由):結論に至った理由を説明する
Example(具体例):理由に説得力を持たせる具体例を提示する
Point(結論):最後にもう一度結論を伝える
この流れで文章を書くと、相手に「何を言いたいのか」を説得力ある根拠や具体例を活用して伝えることができます。
例文で実際にPREP法をみてみましょう。
PREP法を活用した文学部の志望理由書例
わたしは貴学のイギリス留学プログラムを活用し、世界で活躍できる翻訳家になりたい。
なぜなら日本語に翻訳されたイギリス文学を読み、主人公が困難を乗り越える姿に感動し、自身の逆境に立ち向かう原動力を得たからだ。
部活動で部長として活動するのと並行し、当時苦手だった英語で苦戦し、何もかも諦めたくなる時期があった。
しかし、そんなときにイギリス文学を翻訳で読み、主人公が逆境にめげずに戦う姿に感動し、わたしも奮い立たされた。
わたしも人々に英語圏の素晴らしい名著を広め、勇気づけられる翻訳者になるべく、貴学のイギリスとの留学連携プログラムで学び、活躍できる人材になりたい。
このようにPREP法を活用することで、主張が明確・かつ根拠や具体例がわかりやすく、入試担当者に納得感を与えることができます。
5-3.出願要項などに指定されている条件を満たしているか確認する
3つ目のコツは「出願要項などに指定されている条件を満たしているか確認すること」です。
なぜならこれらの条件は最低限従わなければならない「ルール」であり、これらのルールが守られていない場合は「失格」になるからです。
各大学は以下のように志望理由書に文字数・用紙・内容などの「条件」を定めています。
文字数制限
形式:所定用紙・自由記述・手書き・PC入力 など
提出方法:WEB上へのアップロード、メール送付、郵送 など
これらの制限が守られていない場合「条件をきちんと理解していない」と捉えられ、「理解力不足」「規則を守れない」として不合格になる可能性が高いです。
自分の思うがままに書くのではなく、まず学校から指定されている条件をよく読み、従うようにしましょう。
5-4. 書き終わったら音読をする
4つ目は「書き終わったら音読をすること」です。
なぜなら音読をすることで句読点の必要性やわかりにくい箇所がないかを知ることができるからです。
目でなんとなく追っていても、音読をしてみると「文章が長く感じる」こともあります。
書き終わったら目で読むだけではなく、声に出して音読をしてみましょう。
5-5. 第三者に読んでもらう
5つ目は「第三者に読んでもらうこと」です。
第三者とは、
・学校の先生
・先輩(総合型選抜の経験者)
・親や友達
・塾の先生
などです。
自分で書いた文章を自分で読むと、書いた背景・目的を理解しているので、文章が不自然でも意味を理解できてしまいます。
しかし、実際に志望理由書を読むのは自分以外の「第三者」です。
自分では気づきにくい誤字脱字や、論理の飛躍、伝わりにくい表現を指摘してもらうことで、文章の完成度が格段に上がります。
第三者の客観的な意見を取り入れ、分かりやすく説得力のある文章に仕上げましょう。
もし身近に「志望理由書を書いたことがある先輩」がいたら、積極的にお願いしてみると良いですよ。
6. 総合型選抜専門塾を活用し、ブラッシュアップするのも有効

志望理由書は、第三者にチェックしてもらい、修正することでより良いものが完成します。
しかし学校の先生も忙しく、何度もチェックしてもらうことは難しいかもしれません。
総合型専門塾ココミットでは、添削回数の上限がなく、何度も同じ月額料金内でチェック可能。
またプロの社会人講師が添削するため、チェックの質も安心です。

「短期間で志望理由書をブラッシュアップしたい」
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7. まとめ〜印象に残る志望理由書の締め方で合格をつかもう!〜

本記事では「志望理由書の締め方」について徹底解説しました。
志望校に合格する!志望理由書の締め方
志望理由書でもっとも大事な3要素は「要約」「展望」「熱意」
志望理由書の締め方で「面接に進めるか」が決まる
NG志望理由書の要素は「曖昧」「長い」「一貫性がない」
接続詞を活用し論理的・かつ短い文章でまとめることが大切
志望校の規定や条件は必ず守ること
書き終わったら自分で音読したり、第三者に読んでもらったりしよう
学校の先生に添削を依頼できない、または短期間で総合型選抜の準備をしたい場合は総合型選抜専門塾を活用しよう
本記事を参考に志望理由書を完成させ、志望校合格できるように祈っております。