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総合型選抜の評定平均とは?計算方法からブレない志望校の選び方まで徹底解説

公開日: 2025年2月6日

「評定平均が何点あれば、総合型選抜で有利になる?」

「出願条件に評定がない大学を知りたい……」

総合型選抜では、評定平均が高いほど志望校の選択肢が広がり、合格のチャンスも高まります。なぜなら、多くの大学が評定平均を重視しており、学業成績が良いほど選べる学部が増えるからです。

とはいえ、総合型選抜は評定平均がすべてではありません。総合型選抜は学力だけでなく、受験生の個性や意欲、実績などをもとに総合的に評価する入試方式です。

総合型選抜の特徴

入学志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定する入試方法

引用:文部科学省資料より一部抜粋

そのため、評定平均が低くても、語学の資格や部活の活動実績など、アピールする方法はたくさんあります。また少数ですが、評定平均を出願条件にしていない大学もあります。

もし、今あなたが評定平均が低いことを悩んでいるなら、今すぐ下記の4つの対策方法を試してみましょう。

【評定平均が低い場合の対策方法】

  • 他の評価ポイントを強化する

  • 実績やスキルでカバーする

  • 今からでも成績を上げる努力をする

  • 評定以外で受験可能な大学・学部を探す

本記事では、評定平均の基礎知識や、ブレない志望校選びのポイントを詳しく解説します。

この記事を最後まで読むことで、評定平均への不安を解消でき、自信をもって総合型選抜に挑戦できるようになります。

自分の強みが活かせる、納得のいく進路選びをしましょう!

1.【総合型選抜】評定平均が高いと選択肢が増える!評定平均の仕組みを完全解説

総合型選抜において、評定平均は合否を決める重要な指標の1つです。

大学側は、評定平均をもとに生徒の高校生活を評価するため、点数が高いほど有利になります。

評定平均の計算方法は、手元に通知表があれば簡単に計算できます。

その具体的な計算方法について解説します。

1-1. 評定平均の仕組みと計算方法

評定平均は、高校1年~3年の1学期までに履修した各科目の評点を足し、科目数で割った数字で算出できます。

科目ごとの評定は、通知表で確認できる5段階評価のものを使います。

【評定平均の計算方法】

  1. 通知表に書かれている各科目の評定(5段階のもの)の合計値を出す

  2. 合計値を科目数で割る

  3. 小数点第2位以下は四捨五入する

たとえば、現国が5、数学が4、英語が4、体育が3、美術が5だった場合。

5+4+4+3+5=21

これを科目数である5で割った「4.2」が評定平均になります。

なお、もし10段階評価になっている場合は、5段階評価に直す必要があります。

しかし、学校によって換算基準が異なるため、担任や進路指導の先生に確認する必要があります。

たとえば、10段階評価で9と10が5段階評価の5になる学校もあれば、8~10が5になる学校もあるためです。

ここの計算を間違えると、志望校へ出願できなくなるかもしれないので、しっかり確認しましょう。

1-2. 「評定平均が必要な大学」と「必要ではない大学」がある

多くの大学では、出願条件に評定平均を設けていますが、評定平均に関係なく、人物評価や課外活動の実績を重視する大学もあります。

その違いは、大きく以下のようになります。

大学が重視する点の主な違い

項目

評定平均が必要な大学

評定平均が不要な大学

重視する点

・基礎学力と学習意欲
・計画性や時間管理能力
・将来に向けた学習計画

・主体性や行動力
・コミュニケーション能力
・将来のビジョン

評定平均を重視する大学は、学問に対する真摯な姿勢や、高い学力を維持するために努力をしている生徒を評価する傾向があります。

一方、成績で測れない人間性などを評価したい大学は、部活動でのリーダーシップ経験やボランティア活動などの実績を重視する傾向です。

いずれにせよ、総合型選抜では「大学の求める人物像に合致しているか」を最も重視するため、志望校のアドミッションポリシーの理解を忘れてはいけません。

このように、大学ごとに評定平均の重要度が異なるため、自分の強みを最大限に活かすための戦略を立てましょう。

1-3. 評定平均が高いと選択肢が増える

評定平均が高いと、受験できる大学の選択肢が広がりますし、合格の可能性が高まります。

また、学力の高さを証明できるため、「高校で勉強をがんばってきた」という真面目さや誠実さをアピールできるでしょう。

多くの大学では出願条件に評定平均を設けているため、評定平均が高い人ほど有利です。目安として4.0以上あれば、多くの大学の出願条件を満たすことができます。

たとえば、面接や小論文で同レベルの受験生が2名いた場合、最終判断で選ばれるのは「評定平均の高い人」の可能性が高くなるでしょう。

どのような基準で合格者を選んでいるかは公開されていませんが、小論文や面接などの苦手要素をカバーしてくれる可能性が高いため、今からしっかり対策しましょう。

1-4. 評定平均の上げ方

評定平均は一朝一夕で上がらないため、日々の努力が欠かせません。

もう遅いかもしれないと諦めず、以下の方法を実践し成績アップを目指しましょう。

【評定平均の上げ方】

  • 学習計画を見直し、定期テストの点数アップを目指す

  • 授業に意欲的に参加する

  • 宿題などの提出物の締切を厳守する

  • 苦手科目を克服する

学習計画をどのように見直したかなどの具体的な方法は、自己アピールにも活用できます。

もし、1人でうまく考えられないときは、先生や塾講師などプロへの相談も検討しましょう。

2.【総合型選抜】難関大学の評定平均の目安

難関大学の総合型選抜は、評定平均が必要な学部と、不要な学部が混在しています。

評定平均が必要な学部は、おおむね3.5~4.0以上が条件になっており、不要な学部は細かい基準が記載されています。

そのため、志望校の募集要項を確認し、早めの対策を進めていきましょう。

2-1.早慶・MARCH

関東の難関私立大学の早慶・MARCHは、評定平均3.5〜4.0以上が条件の大学が多いです。

それに加えて、英語資格が条件な学部や、特定の教科での評定条件がある学部もあります。

たとえば、中央大学・精密機械工学科は、全体の評定平均が3.8以上かつ、数学と物理それぞれが4.0以上とあります。

▼各大学の募集要項

2-2.関関同立

関西の難関私立大学である関関同立も、評定平均3.5〜4.0以上が条件の学部が多いです。

評定平均が必要ない学部では、英語などの資格取得が条件になっています。

たとえば、関西大学・法学部は、以下のいずれかのグレードまたはスコアを持っていることが条件です。

  • Cambridge English B2 First(for Schoolsを含む)以上を受検し、160点以上

  • 実用英語技能検定準1級以上を受検し、CSEスコア2,300点以上

  • GTEC(4技能)AdvancedまたはCBTを受検し、1,180点以上

  • IELTS 5.5以上

  • TEAP(Reading/Listening+Writing+Speaking)309点以上

  • TEAP CBT(4技能)600点以上

  • TOEFL iBT® 72点以上

  • TOEIC® Tests L&R 785点以上かつS&W 310点以上

    ※【Ⅰ型】(英語運用能力重視型) の場合

    ※詳細は入学試験要項をご確認ください

▼各大学の募集要項

2-3.国公立

国公立大学は、求める評定平均が高い傾向があります。

評定平均が不要な大学では、特定科目の履修可否や資格取得などが求められます。

なお、最終選考時に大学入学共通テストの成績が求める大学もあるため、対策が必要です。

たとえば、京都大学では、評定平均4.3以上が条件かつ、選考時に大学入学共通テストでの点数が加味されます。

求められる点数は学部により異なりますが、概ね満点中85%以上と高いです。

また、評定平均が不要な大学では、人気の学部は倍率が高く、出願時の提出書類の完成度が求められます。

たとえば、筑波大学の場合、令和6年度の倍率は7.1です。(※アドミッションセンター入試のみ)

▼各大学の募集要項(一部)

3. 【総合型選抜】評定平均が低い場合の対策方法4つ

総合型選抜では、受験生を総合的に評価するため、評定平均が低くても以下の方法でカバーできます。

【評定平均が低い場合の対策方法】

  • 他の評価ポイントを強化する

  • 実績やスキルでカバーする

  • 今からでも成績を上げる努力をする

  • 評定以外で受験可能な大学・学部を探す

具体的な内容を解説します。

3-1. 他の評価ポイントを強化する

評定平均が低い場合の1つ目の対策方法は「他の評価ポイントを強化すること」です。

総合型選抜では、評定以外に様々な要素を総合して評価する傾向にあります。そのため、ボランティア、部活動、課外活動などの実績も評価対象になります。

なぜその部活を選んだのか、リーダーシップを発揮した経験などのエピソードを活用し、その大学に入りたい理由と関連付け、熱意を伝えることが重要です。

これらの内容を言語化できるよう対策しましょう。

書類や小論文など「書く」練習だけでなく、面接時に説明できる「話す」練習も必要です。これらは回数をこなすことや、塾講師などプロの添削を受けることで、より早く身につきます。

3-2. 実績やスキルでカバーする

評定平均が低い場合の2つ目の対策方法は「実績やスキルでカバーすること」です。

評定平均以外に、学力以外の魅力を伝えることも重要です。

なぜなら、授業だけでなく自発的に勉学に励んだことの証明になるからです。

たとえば、英語に関する学部を志望するなら英検資格を、データサイエンスに関する学部なら統計検定など

志望する学部に合った資格を取得すると、アピールしやすくなります。

他にも、コンクールやコンテストでの受賞歴も、周囲と差をつけられる魅力的な要素です。もし大賞を獲れていなかったとしても、その分野に興味を持ち、参加したことが重要なので、臆せずアピールしましょう。

3-3. 今からでも成績を上げる努力をする

評定平均が低い場合の3つ目の対策方法は「今からでも成績を上げる努力をすること」です。

評定平均が低くても、直近の成績を上げることでカバーできます。なぜなら、その大学を志望したことをきっかけに勉学に励み、結果を残した実績になるからです。

その経験はむしろ入学後の期待度が上がるため、大学側から評価される可能性があります。

まずは次の定期テストでの高得点を狙うことが大切ですが、そのために行った学習計画法なども整理し、自己アピールに活用すると良い評価が得られるでしょう。

高3になってから評定平均を上げるのは難しい

評定平均は「高1〜高3の1学期までの評定」を計算します。つまり、高3の時点で「評定平均を上げたい」と思っても、現実的に難しいといえます。

とはいえ、諦めてしまうのはまだ早いです。総合型選抜で合否を決めるのは「評定平均」だけではありません。評定平均以外でアピールできることを、とことん追求すれば、合格できる大学もあります。評定平均が低くても狙える大学については「4. 【総合型選抜】評定平均が低くても選べる大学が多数ある」で解説します。

「総合型選抜の対策に不安がある方」「評定平均が悪くても総合型選抜で受験したい方」は総合型選抜専門塾ココミットの無料相談をご利用ください。きっと突破口が見つかるはずです。

3-4. 評定以外で受験可能な大学・学部を探す

評定平均が低い場合の4つ目の対策方法は「評定以外で受験可能な大学・学部を探すこと」です。

評定平均以外の選考基準を重視する大学も数多くあります。

難関大学でも評定平均を出願条件にしていない学部があるため、志望する分野の募集要項を確認し、アドミッションポリシーに合う大学があれば積極的に出願しましょう。

その際に、オープンキャンパスや、その大学に通う先輩がいれば話を聞くなど、情報収集をすることで、自分に合う大学かを探ることができますし、そこでの経験は面接時のアピールにも活用できます。

4. 【総合型選抜】評定平均が低くても選べる大学が多数ある

評定平均が低いからといって、総合型選抜での進学を諦める必要はありません。

国公立・私立を問わず、評定以外の要素を重視する大学も多く存在しますので、一部紹介します。

4-1.国公立

東京都立大学の総合型選抜のひとつ、科学オリンピック入試では、以下のような条件があります。

【東京都立大学の出願条件】

  • 物理学科:在学中に「全国物理コンテスト 物理チャレンジ」で金賞、銀賞、銅賞、優良賞を受賞した者

  • 化学科:在学中に「化学グランプリ」一次選考(筆記)で上位 10%以内の成績を収めた者

  • 生命科学科:在学中に「日本生物学オリンピック」で予選を通過した者

また、筑波大学は評定平均が不要かつ、大学入学共通テストも課されていないため、志望する学部がある場合は合格のチャンスがあります。

▼各大学の募集要項

4-2.私立

慶応義塾大学の総合政策学部・環境情報学部では、以下の条件をクリアすれば出願できます。

【慶応義塾大学(総合政策学部・環境情報学部)の出願条件】

  • 高校卒業または卒業見込みがある

  • 当学部への志望理由や入学後の構想が明確でかつ第一志望であること

  • 当学部の学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者

  • 大学教育を受けるに足る日本語能力もしくは英語能力を有する者

    ※出願時に受験生を知る2名からの評価書の準備が必要

また、指定するコンテストで所定の成績を得ていれば一次選考が免除になるユニークなシステムもあります。

詳しい内容は募集要項を確認してください。

▼各大学の募集要項

5. まとめ~評点平均を正しく理解して、ブレない志望校選びを~

最後にこの記事をまとめます。この記事では、総合型選抜の評定平均について解説しました。

評定平均が高いほど選択肢が広がるメリットはありますが、それだけが合否を分けるわけではありません。

評定平均を重視する大学もあれば、人物評価や実績を重視する大学もあります。

評定平均の計算方法は以下のとおりです。

【評定平均の計算方法】

  1. 通知表に書かれている各科目の評定(5段階のもの)の合計値を出す

  2. 合計値を科目数で割る

  3. 小数点第2位以下は四捨五入する

まずは志望する大学が何を求めているのかをリサーチし、戦略を立てていきましょう。

また、評定平均が低くても選べる大学は多数あります。

大切なのは、自分がその大学のアドミッションポリシーに合致していることや、実績やスキルをアピールすることです。これらをしっかり対策すれば充分カバーできます。

総合型選抜では、受験生を総合的に評価するため、評定平均が低くても以下の方法でカバーできます。

【評定平均が低い場合の対策方法】

  • 他の評価ポイントを強化する

  • 実績やスキルでカバーする

  • 今からでも成績を上げる努力をする

  • 評定以外で受験可能な大学・学部を探す

もし一人では難しい場合は、総合型選抜のノウハウを持つ先生や塾講師のサポートを得ることも検討しましょう。

ぜひ、自分のやりたいことを叶えられる大学を選び、合格に向けて挑戦してください。

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