総合型選抜専門塾 ココミット

公開日: 2026年4月27日

「海外の大学も、日本の大学も、どちらも魅力的で選べない…」

「帰国生入試の準備と、海外大学への出願って、そもそも両立できるんだろうか?」

海外での貴重な経験を積んだあなただからこそ、進路の選択肢は国内だけに留まらず、世界に広がっています。しかし、選択肢が多いからこその悩みは深く、複雑ですよね。特に、帰国生として日本の大学と海外大を併願するという道は、情報が少なく、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

ご安心ください。この記事を最後まで読めば、あなたの悩みは解決します。

この記事では、多くの帰国生の進路指導に携わってきた専門家の視点から、以下の点を網羅的に解説します。

  • 海外大学と国内大学の併願はできるのか、という疑問への明確な答え
  • 併願を成功に導くための具体的な年間スケジュール
  • 複雑な準備を乗り切るための5つの成功戦略と注意点
  • 先輩たちが抱えていたリアルな疑問とその解決策

あなたの可能性を最大限に広げ、後悔のない大学選びを実現するための、具体的なロードマップがここにあります。さあ、一緒に未来への扉を開きましょう。

結論:帰国生の海外大学・国内大学の併願は「可能」です!

まず、皆さんが最も知りたいであろう結論からお伝えします。帰国生の海外大学と国内大学の併願は、制度的にも現実的にも「可能」です。

実際に、多くの帰国生が両方の選択肢を視野に入れ、見事に希望の進路を掴み取っています。ただし、この挑戦を成功させるためには、計画的なスケジュール管理と正しい情報理解が不可欠です。

併願を考える上で、まず知っておくべき重要な言葉が日本の大学入試における「専願」と「併願可」の違いです。

  • 専願:その大学に合格した場合、必ず入学することが義務付けられる出願方式です。他の大学には進学できません。
  • 併願可:合格しても、入学する権利を保持したまま、他の大学の合否結果を待つことができます。

幸いなことに、多くの大学の帰国生入試は「併願可」となっています。しかし、一部の大学や学部では「専願」を条件としている場合があるため、出願前には必ず募集要項で確認する必要があります。

この日本の制度と、海外大学の出願制度(例えば、合格したら必ず入学する義務がある「Early Decision」など)をどう組み合わせるかが、併願戦略の鍵となります。

まずは自己診断!併願のメリット・デメリットから「あなたは併願向きか」を考えよう

併願は可能ですが、誰にとっても最適な選択とは限りません。大きなメリットがある一方で、相応の覚悟も必要です。まずはメリットとデメリットを客観的に比較し、ご自身の状況や性格が併願に向いているか考えてみましょう。

選択肢と安心感
メリット
✅ 進路の選択肢を最大化できる
✅ 滑り止めを確保し、精神的な余裕が生まれる
デメリット
❌ 準備の負担(時間・労力)が2倍以上になる
❌ 精神的なストレスが大きい
自己成長
メリット
✅ 日米英など多様な受験準備を通じ、自己分析が深まる
デメリット
❌ 情報収集とスケジュール管理が非常に複雑になる
経済的側面
メリット
✅ 複数の大学から奨学金など最も良い条件の進学先を選べる
デメリット
❌ 出願費用がかさむ(総額で20〜50万円以上になることも)
メリット デメリット
選択肢と安心感 ✅ 進路の選択肢を最大化できる
✅ 滑り止めを確保し、精神的な余裕が生まれる
❌ 準備の負担(時間・労力)が2倍以上になる
❌ 精神的なストレスが大きい
自己成長 ✅ 日米英など多様な受験準備を通じ、自己分析が深まる ❌ 情報収集とスケジュール管理が非常に複雑になる
経済的側面 ✅ 複数の大学から奨学金など最も良い条件の進学先を選べる ❌ 出願費用がかさむ(総額で20〜50万円以上になることも)

デメリットで挙げた費用について、少し具体的に見てみましょう。

  • 標準化テスト受験料:SAT(約$60/回), TOEFL(約$300/回)などを複数回受験
  • 大学出願手数料:米国大学で1校あたり$50〜$75程度
  • その他:スコア送付費用、書類の郵送費など

これらを合計すると、決して安くない金額になります。ご家庭の経済状況や、ご自身が準備に割ける時間・労力を冷静に分析することが、併願への第一歩です。

【完全ロードマップ】併願成功のための年間スケジュール

「よし、併願に挑戦してみよう!」と決めたあなたのために、ここからは具体的な行動計画をタイムラインで示します。高校2年生の秋から合格発表までの約1年半、いつ、何をすべきかをしっかり把握しましょう。

ステップ1:準備期(高校2年生 秋〜高校3年生 春)

全ての土台を作る最も重要な時期です。ここでいかに良いスタートを切れるかが、後の展開を大きく左右します。

生徒:「先生、いよいよ受験準備を始めようと思うんですが、何から手をつければいいですか?SATとTOEFL、どっちが先なんでしょう?」

カウンセラー:「良い質問だね。まずは、英語力の基礎を示すTOEFL/IELTSで目標スコア(多くの難関大学が求めるTOEFL iBT 100点以上など)を安定して取れるように対策を始めよう。それと並行して、思考力や読解力が問われるSAT/ACTの対策を進めるのが王道の進め方だよ。特に長文読解の力は両方のテストに共通して役立つからね。」

  • 高2 秋〜冬
    • 標準化テスト対策開始:SATまたはACTの対策をスタート。まずは公式問題集などで自分の実力を把握しましょう。
    • 英語能力試験対策開始:TOEFLまたはIELTSの対策を開始。アカデミックな単語や表現に慣れることが重要です。
    • 大学リサーチ開始:国内外の大学について幅広く情報収集。大学の公式サイトだけでなく、オンライン説明会や留学フェアにも積極的に参加しましょう。
    • 課外活動の記録:ボランティア、部活動、コンテスト参加など、自分の実績をリストアップし、そこで何を得たかを言語化しておきます。
  • 高3 春
    • テストの初回受験:春までにSAT/ACT、TOEFL/IELTSを少なくとも1回は受験し、本番の雰囲気に慣れておきましょう。ここで出たスコアを基に、夏までの目標スコアを設定します。
    • 推薦状の事前相談:推薦状をお願いしたい先生に、「秋頃に推薦状をお願いする可能性があります」と早めに相談しておきましょう。良い関係を築いておくことが大切です。
    • 自己分析とエッセイのテーマ探し:これまでの経験を振り返り、自分が大学で何を学びたいのか、どんな人間なのかを掘り下げます。これが後のエッセイや志望理由書の核(コア・ストーリー)になります。

ステップ2:出願準備期(高校3年生 夏)

夏休みは、受験の天王山。ここで一気に準備を加速させます。

  • 高3 6月〜8月
    • テストスコアの確定:目標スコア達成を目指し、SAT/ACT、TOEFL/IELTSを再受験します。夏休み中には目標スコアをクリアできると、秋からの出願作業に集中できます。
    • 出願校リストの最終決定:自分の成績や興味関心に基づき、挑戦校・実力相応校・滑り止め校をバランス良く組み合わせたリストを完成させます。
    • 日本の大学の募集要項を精読:出願資格、必要書類、試験日程、そして「専願」か「併願可」かを必ず確認します。
    • エッセイ・志望理由書の作成着手:海外大学向けの自己PRエッセイ(Personal Essay)と、日本の大学向けの志望理由書の執筆を開始します。
    • 推薦状の正式依頼:事前に相談していた先生に、必要書類を添えて正式に依頼します。

ステップ3:日本・出願期(高校3年生 秋)

いよいよ出願シーズンが始まります。まずは日本の大学からスタートです。

  • 高3 9月〜11月
    • 日本の帰国生入試の出願:募集要項に従い、ミスがないように慎重に出願手続きを進めます。多くの大学で9月頃から出願が始まります。
    • 提出書類の完成:志望理由書などの書類を最終チェックし、提出します。
    • 海外大学の早期出願(Early Action/Decision):第一志望の海外大学がある場合、11月上旬締切の早期出願制度を利用することも検討します。

ステップ4:海外・出願期(高校3年生 秋〜冬)

日本の大学の出願と並行して、海外大学の準備も佳境に入ります。

  • 高3 11月〜1月
    • 海外大学の一般出願(Regular Decision):多くの海外大学の出願締切は1月上旬です。Common Application(米国大学の共通願書システム)やUCAS(英国大学の共通願書システム)の提出を完了させます。
    • 奨学金申請:大学への出願と同時に、奨学金の申請も忘れずに行いましょう。

ステップ5:合否発表・意思決定期(高校3年生 冬〜春)

これまでの努力が実を結ぶ時期。冷静な判断が求められます。

保護者:「日本のA大学に合格したわ!でも入学金の納付期限が2週間後よ。まだ海外の大学の結果は出ていないのに、どうしましょう…」

生徒:「本当だ…。もしこの入学金を払った後、もっと行きたい海外の大学に受かったらどうなるんだろう?」

カウンセラー:「おめでとうございます!これは併願者にとって嬉しい悩みですね。まず、日本の大学に納めた入学金は、後で辞退しても原則として返金されないことが多いです。これを『滑り止めを確保するための保険料』と考える必要があります。最終的にどの大学に進学するか、ご家庭でしっかり話し合って決めましょう。」

  • 高3 1月〜3月
    • 日本の大学の合格発表:合格した場合は、入学金の納付期限を必ず確認します。
  • 高3 3月〜5月
    • 海外大学の合格発表:3月下旬から4月上旬にかけて、海外の大学から合否通知が届きます。
    • 最終進学先の決定:全ての合否結果と、提示された奨学金の額などを比較検討し、最終的に進学する大学を決定します。多くの海外大学では、5月1日が進学意思を示す期限となっています。

【失敗回避】帰国生が陥りがちな併願の3つの落とし穴と対策

落とし穴1:「専願」規定の誤解と入学辞退のトラブル

「合格おめでとうございます!本学は専願ですので、他大学への入学は辞退してください。」
合格の喜びに浸っていたところに、大学からこう連絡が来て青ざめる…というケースがあります。

  • 対策
    • 出願前に、必ず大学の公式ウェブサイトから最新の「募集要項」をダウンロードし、「出願資格」や「注意事項」のページを隅々まで確認。「本学を第一志望とし」「合格した場合は必ず本学へ入学する者」といった文言がないか、厳しくチェックしましょう。
    • 少しでも不明な点があれば、遠慮せずに大学のアドミッション・オフィスにメールや電話で問い合わせ、記録を残しておくことが重要です。

落とし穴2:デッドラインの管理ミスによる出願機会の損失

併願では、管理すべき締切が数十個にも及びます。
「A大学の推薦状の締切は願書と同じ日だと思っていたら、実は1週間早かった…」
こんなうっかりミスが、1年間の努力を無駄にしてしまうこともあります。

  • 対策
    • GoogleスプレッドシートやTrelloなどのツールを使い、「出願校別タスク管理表」を作成しましょう。
    • 大学ごとに、「願書提出締切」「推薦状提出締切」「テストスコア送付リクエスト締切」「奨学金申請締切」などを全て書き出し、色分けして管理します。
    • 締切の2週間前と3日前にアラートが鳴るように設定しておくと、さらに安心です。

落とし穴3:甘い資金計画による進学先の断念

「憧れの海外大学に受かった!でも、学費と生活費を計算したら、とても払えそうにない…」
合格後に資金の問題で進学を諦めるのは、非常につらい経験です。

  • 対策
    • 出願準備と並行して、早期から資金計画を立てましょう。受験にかかる費用(20〜50万円)だけでなく、入学後に必要となる初年度の学費・寮費・生活費の総額を大学ごとに試算します。
    • 米国の大学の多くは、ウェブサイトに「Net Price Calculator」というツールを用意しており、家庭の収入状況に応じた自己負担額の目安を計算できます。これを活用し、現実的に進学可能かを見極めましょう。

帰国生の併願に関するよくある質問(Q&A)

Q1. SATやACTは両方受けるべき?IBのスコアだけでも出願できますか?

A. 必ずしも両方受ける必要はありません。 どちらか一方のテストで、自分の目標スコアが出やすい方を選択すれば十分です。

近年、米国の大学ではSAT/ACTのスコア提出を任意とする「Test-Optional」の動きが広がっています。しかし、特に競争の激しい大学では、高いスコアを提出することが有利に働く場合が多いのが現状です。

また、国際バカロレア(IB)のスコアは世界中の大学で高く評価されており、IBの最終スコア(Predicted Grade)があれば出願できる大学も多数あります。ただし、その場合でも英語能力を証明するためにTOEFL/IELTSのスコアは別途必要になることがほとんどです。

Q2. 奨学金は日本の大学と海外の大学、両方で申請できますか?

A. はい、両方で申請可能です。

海外(特に米国)の大学は、奨学金制度が非常に充実しています。大きく分けて2種類あります。

  • Need-based奨学金:家庭の収入に応じて支給されるもの。
  • Merit-based奨学金:学業成績や課外活動の実績に応じて支給されるもの。

一方、日本の大学でも帰国生向けの奨学金や、成績優秀者向けの奨学金があります。加えて、日本学生支援機構(JASSO)などが提供する外部の奨学金も利用できます。諦めずに、利用できる制度は全てリサーチしてみましょう。

Q3. 日本の大学に合格して入学金を払った後、海外の大学に合格したらどうすればいいですか?

A. これは併願者が直面する最も悩ましい問題の一つです。前述の通り、一度支払った入学金は、原則として返金されないケースがほとんどです。

これを「進学先の選択肢を確保するための必要経費(保険料)」と割り切る心構えが必要になるかもしれません。ただし、大学によっては特定の期日までに辞退を申し出れば、授業料等の一部が返金される場合もあります。合格通知書や入学手続要項の記載をよく確認しましょう。

Q4. 併願準備が複雑で一人では無理そうです。誰に相談すればいいですか?

A. 併願準備は情報戦であり、一人で抱え込むのは非常に困難です。積極的に周りのサポートを活用しましょう。

  • 高校の進路指導カウンセラー:最も身近な相談相手です。特に帰国生の指導経験が豊富な先生がいれば心強い味方になります。
  • 塾・予備校の専門カウンセラー:費用はかかりますが、国内外の入試に関する最新情報や豊富なデータを持っており、スケジュール管理から書類の添削までトータルでサポートしてくれます。
  • 経験者の先輩:同じように併願を乗り越えた先輩からのリアルなアドバイスは、何よりも貴重です。
  • 保護者の方:精神的な支えはもちろん、資金計画や手続きの確認など、客観的な視点で協力してもらうことが不可欠です。

一人で悩まず、これらの相談相手とチームを組んで受験に臨むことが、成功への近道です。

実践のためのヒントとコツ

ヒント1:書類作成は「コア・ストーリー」で一石二鳥を狙う

日本の「志望理由書」と海外の「Personal Essay」。これらは目的が少し異なりますが、ゼロから別々に考える必要はありません。あなたの核となる経験や価値観、つまり「コア・ストーリー」を一つ見つけましょう。

例えば、「海外でのボランティア活動を通じて、文化の多様性と社会課題の重要性を学んだ」というコア・ストーリーがあるとします。

  • 日本の大学向け:その経験を「貴学の国際教養学部で学び、将来は国際機関で社会課題の解決に貢献したい」という将来の目標に繋げて展開します。
  • 海外の大学向け:その経験を通じて「自分がどんな人間で、どのように成長したか」という内面的な変化や価値観を物語として描写します。

一つの核から、切り口を変えて応用することで、効率的かつ一貫性のあるアピールが可能になります。

ヒント2:情報戦を制する「情報収集マトリクス」を作る

併願は情報戦です。信頼できる一次情報(大学公式サイト、募集要項)と、二次情報(塾、先輩の話)を整理しましょう。自分だけの「情報収集マトリクス(管理表)」をスプレッドシートで作成するのがおすすめです。

縦軸に大学名、横軸に「出願締切」「必要書類」「TOEFL最低スコア」「学費」「奨学金情報」「気になる教授/プログラム」などの項目を設定し、調べたことをどんどん書き込んでいきましょう。これにより、情報が整理され、大学間の比較も容易になります。

ヒント3【意外な盲点】:合格してからではなく「出願前」に大学選びの物差しを作る

多くの人が「とにかく合格してから、どこに行くか考えよう」と思いがちです。しかし、これは危険な落とし穴。複数の合格通知を手にすると、嬉しさと焦りで冷静な判断ができなくなることがあります。

そうなる前に、あなただけの「大学選びの物差し(優先順位)」を家族と話し合って決めておきましょう。

  • 学費・奨学金はどこまで許容できるか?
  • 学びたいカリキュラムは何か?(リベラルアーツか、専門性重視か)
  • 立地は重要か?(都会か、自然豊かな場所か)
  • 卒業後のキャリアにどう繋がるか?

この物差しを事前に持っておくことで、いざ選択の時が来ても、自信を持って後悔のない決断を下すことができます。

まとめ:計画的な準備で、帰国生の可能性を最大限に広げよう

この記事では、帰国生の海外大学・国内大学の併願について、その可能性から具体的なステップ、注意点までを詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントを振り返りましょう。

  • 帰国生の海外・国内大学併願は「できる」。ただし、計画的な準備が成功の鍵。
  • 高2の秋から始まる年間スケジュールを把握し、早期から行動することが重要。
  • 「専願規定」「デッドライン」「資金計画」といった落とし穴を事前に理解し、対策を講じる。
  • 書類作成では「コア・ストーリー」を軸に、効率的に準備を進める。
  • 一人で抱え込まず、周りのサポートを最大限に活用する。

海外と日本の両方を知るあなただからこそ、この併願という選択肢は、自身の経験と語学力を最大限に活かし、可能性を広げる強力な武器となります。

準備は決して楽な道のりではありません。しかし、この大変な挑戦を乗り越えた先には、世界中のどこでも活躍できる、たくましく成長したあなたの姿があるはずです。この記事が、あなたの輝かしい未来への第一歩を力強く後押しできれば、これほど嬉しいことはありません。応援しています!


免責事項:本記事に掲載されている情報は2024年時点の一般的な情報に基づいています。大学の入試制度や要件は変更される可能性がありますので、必ず各大学の公式ウェブサイトで最新の募集要項をご確認ください。

※記事内の画像は AI(Genspark)で生成しています

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