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小論文の採点基準とは?高得点を取るためのポイントと対策を徹底解説

公開日: 2025年4月7日

「小論文の点数を上げたい!でもそもそも採点基準がよくわからない」

「採点基準に合わせた対策方方法を知って、志望校に合格したい!」

こんなお悩みはありませんか?

小論文の採点基準は主に下記の5つです。

問題理解力

設問の意図やテーマを適切に捉える力

説得力

自分の主張に対し説得力ある内容を加える力

構成力

序論・本論・結論の流れを論理的に書く力

文章力

文法や表現・語彙を適切に活用する力

知識力

課題領域の基本知識や背景を理解する力

これら5つの要素を小論文に織り込むと、高得点を獲得できます。

そうはいっても「どうやって練習すればいいの?」「何が正解か分からないんだけど……」と不安に感じていますよね?

でも大丈夫です。

本記事で紹介する下記の「5つのステップ」を順番におこなえば、5つのスキルを手に入れられます。


  1. 志望大学の過去の出題傾向を知る

  2. 練習問題や過去問を解いてみる

  3. 第三者に採点を依頼し、足りない要素を洗い出す

  4. トピックに関連した知識を身につける

  5. 時事ニュースや関連トピックに対し、自分の意見や体験を考える

そこで本記事では「小論文の採点基準」を分かりやすく解説します。


この記事を読めば「小論文で高得点を取る方法やポイント」を理解でき、志望校合格にグッと近づけるでしょう。

それでは順番に見ていきましょう。


1.  【一覧表で解説】小論文の採点基準〜5つの主要評価項目〜

まず、小論文の主な「5つの評価項目」を解説します。

問題理解力

設問の意図やテーマを適切に捉える力

説得力

自分の主張に対し説得力ある内容を加える力

構成力

序論・本論・結論の流れを論理的に書く力

文章力

文法や表現・語彙を適切に活用する力

知識力

課題領域の基本知識や背景を理解する力

それぞれ順番に解説していきます。

1-1.問題理解力(テーマの理解)

1つ目は「問題理解力」です。

問題理解力とは「設問の意図やテーマを理解する力」のことです。

小論文では「何が問われているのか」「この問題文は何が述べたいのか」を理解することが重要です。

実際の過去問を例にみてみましょう。。

小論文の過去出題例

筑波大・人文・文化学群

物語と科学の視点の違いを説明する文を読み、自分が学ぼうとする人文学の学問としての特色などを論じる。(1200字)

お茶の水女子大・文教育

戦争と平和を論じた3つの英文を読んで要約し、自身でテーマを決めて人文的な関心に沿って考えを述べる。(800字)

青山学院大・教育人間科

どんな難解な思想も受け手によって翻案されるという文を読んで要約し、その背景や意義に触れて考えを書く。 (800字)

慶應義塾大・文

芸術が人間にとってどのような根源的な意味を持つか説明する文を要約し、人間の創造性について考えを書く。 


このように多くの小論文は、問題文や数字データなどが提示され、その課題を読んだうえで自分の意見・考えを書きます。

つまり問題文を適切に解釈し、自分の考えを書く力が小論文では重視されます。

1-2.説得力

2つ目は「説得力」です。

説得力とは「自分の主張に対し説得力ある内容を加える力」のことです。

小論文はテーマに沿って自らの考えを論理的に書き、相手に「こういう考えもあるのか」と納得させるような文章を指します。

そこで重要なことは「相手が納得できるような根拠や具体例を示しているか」です。

たとえば、以下の2つの例文のうち、どちらが説得力がある文章に見えるでしょうか。


  • 例文1

わたしはりんごが好きです。りんごは甘くて美味しいからです。

なので毎日りんごを食べています。

  • 例文2

わたしはりんごが好きです。なぜならりんごは調理方法によって味や食感が変わり、さまざまな方法で楽しめるからです。

たとえば、りんごパイのようにオーブンで焼くとりんごは柔らかく甘みを増しますが、生のまま食べるとシャキシャキした食感と爽やかな甘みを楽しめます。

このような理由で、わたしはりんごが好きです。





このように主張に対し理由や具体例を加えることで、わかりやすく説得力ある文章にできます。

その際に有効なフレームワークとして「PREP法」があります。


PREP法とは結論・理由・具体例・結論の流れで意見・考えを伝える方法のこと

  • P:Point(結論)

  • R:Reason(理由)

  • E:Example(事例・具体例)

  • P:Point(結論を繰り返す)


実際に例文2ではこのフレームワークを活用して主張を述べています。

小論文を書く際は、このPREP法を活用し、読者に説得力ある文章を書きましょう。

1-3.構成力

3つ目は「構成力」です。

構成力とは「序論・本論・結論の流れを論理的に書く力」のことです。

小論文は自由に文章を書く作文とは異なり、下記のように決まった構成があります。

序論

テーマに対する自分の意見を記載するパート

全体の2割

本論

自分の意見を裏付ける根拠を記載するパート

全体の5割

結論

自分の意見を結論づけるパート

全体の3割

この構成を使用することで読者にわかりやすく自分の意見をつ当てることができます。

また小論文の採点官は、1日に何十枚もの小論文をチェックします。

そのため1つの小論文の添削にかける時間は短くなります。

その採点の際に「主張がどこにあるのかわかりづらい」「構成がまとまっておらず意見が見えない」と判断されると、不合格になる可能性があります。

読者にわかりやすく自分の主張を示すために、この基本の構成を活用しましょう。

1-4.文章力

4つ目は「文章力」です。

文章力とは「文法や表現・語彙を適切に活用する力」のことです。

たとえば「誤字・脱字がない」「文法や表現上のミスがない」ことを指します。

また普段は使用している言葉であっても「書き言葉」としてはふさわしくなかったり、略語のため小論文においては適切でなかったりもします。

そのため、小論文を書く際は以下のポイントに気をつけましょう。


  • 略語の使用

    スマホ → スマートフォン

    ネット → インターネット

    就活 →就職活動 など

  • 文法上のルール違反

    「たり」の単独での使用

    誤:わたしは普段から携帯電話で検索したりしている。

    正:わたしは普段から携帯電話で検索したり、通話したりしている。

    「なぜなら」の単独使用

    誤:なぜなら私は本を読むことが好きだ。

    正:なぜなら私は本を読むことが好きだからだ。

    「ら」抜き言葉

    誤:私はどこでも寝れる。

    正:私はどこでも寝られる。

  • 誤字・脱字

    高校生を対照としたイベント → 高校生を対象としたイベント

    私にとって以外な出来事 → 私にとって意外な出来事 など


こうして見てみると「そんなミスしない」「大丈夫」と思えるかもしれませんが、実は普段から何気なく使用していたり、本番で書く際にはわからなくなったりする可能性もあります。

とくに普段からスマートフォンの予測変換に慣れている場合は、紙にペンで小論文を書く際にわからなくなることも多いです。

上記のよくあるミスや、自分で普段から髪とペンで書く練習もするようにしましょう。

1-5.知識力

5つ目は「知識力」です。

知識力とは「課題領域の基本知識や背景を理解する力」のことです。

小論文のテーマの中には、その分野に関する専門知識がないとアイデアを出すことが難しい問題もあります。

たとえば、上智大学文学部フランス文学科では以下のような問題が出題されました。

フランス文学・文化・歴史に関するテクストの読解力および思考力・表現力を問う試験

このような問題の場合、フランス文学や歴史・文化に関する知見がないと、答えることが難しいです。

事前に自分が受験する学部・学科に関連した専門用語や背景知識を身につけるようにしましょう。

2. 小論文の主な採点方式「加点方式と減点方式」を理解しよう

次に小論文の2種類の採点方式を見ていきましょう。

小論文は「加点方式」と「減点方式」を組み合わせて、採点されます。

出来るだけ「減点が少なく」「加点が多い」と点数が高くなるため、両方のポイントを押さえることが志望校合格の近道です。

それではそれぞれ見ていきましょう。

2-1. 加点方式とは「優れた内容に対して点数を加算する」こと

加点方式とは「優れた内容に対して点数を加算すること」です。

基本的に0点または一定の基準点からスタートし、「課題理解が正確」「論理展開が明確」「オリジナリティが高い」など、小論文の良い部分・評価できる要素が見られれば、その都度加点していきます。

具体的には「意見が独創的かつ説得力がある」「主張に対する根拠が明確で分かりやすい」「一般的な知識だけではなく専門知識を含めた回答をしている」などです。

この加点方式でしっかりと点数を獲得するための具体的な方法は「加点を狙える4つの要素」にて解説します。

2-2. 減点方式とは「ミスや分かりづらい箇所に対して減点する」こと

減点方式とは最初に満点を想定しておき、「採点基準から外れる点」「誤字脱字や論点の欠落などのミス」「論理構成の破綻」などを見つけるたびに点数を差し引いていく方法です。

小論文の採点官は一度に多くの受験生の小論文を採点するため、ひとつひとつの小論文をじっくり時間をかけて読み込みません。

そのため一度読んで分かりづらいもの、たとえば「簡潔に分かりやすく書かれていない」「主張が不明確」「誤字脱字が多く読みづらい」小論文に対しては、減点をしていきます。

つまり「いかにミスをせず、採点者が気になる穴をつくらないか」が重要となります。基礎的なルールを守り、着実に書くことが求められます。

詳しくは「減点されやすい5つのポイント」で解説します。

3. 【小論文の採点基準】減点されやすいポイントと加点の要素

ここからは「加点・減点の具体的なポイント」を解説します。


【減点のポイント】

  1. 文字数制限の違反

  2. 設問意図とのズレ

  3. 論理の飛躍

  4. 原稿用紙の使い方の誤り

  5. 誤字・脱字、言葉のミス

【加点のポイント】

  1. 独自性(オリジナリティ)

  2. 論理的で分かりやすい構成

  3. 具体例・データの引用

  4. 簡潔かつ的確な表現


それぞれ解説していきます。

3-1. 減点されやすい5つのポイント

減点されやすい5つのポイントは以下の通りです。

文字数制限の違反

指定の文字数からオーバー・または不足している

設問意図とのズレ

課題文の指示や課題文の内容を理解できていない

論理の飛躍

主張・意見に対する理由や具体例が明確ではない

原稿用紙の使い方の誤り

「最初の段落は1マス開ける」などを守っていない

誤字・脱字、言葉のミス

誤字・脱字が多い


これらは普段から小論文を練習をしていないと、なかなか本番でいきなり全て守ることは難しいです。

これから紹介する「5つのステップ」を参考に、繰り返し対策をしましょう。

3-2. 加点を狙える4つの要素

独自性(オリジナリティ)

一般的な意見だけではなく、独自の経験や体験が盛り込まれている

論理的で分かりやすい構成

論理的で分かりやすい文章構成になっている

具体例・データの引用

主張・意見に説得力を加える客観的な内容を引用できている

簡潔かつ的確な表現

読者の理解を助けるような、分かりやすく短い文章で書けている

1点注意が必要な点は「独自性」です。

この独自性はかならずしも「誰も書かない・思いつかないような意見」を書くことを指しているわけではありません。



無理に独創性を狙おうと過激な意見を書いたり、突拍子もないことを書いてしまうと、かえって「説得力が薄い」と減点になる可能性もあります。

たとえば主張に対して自分の経験や体験談を入れることでも十分に独自性を出すことができます。

それに加えて客観的なデータや根拠も合わせて示せると、独自性がありつつも説得力のある小論文に仕上がります。

独自性にこだわりすぎず、読者が納得できるような主張をしましょう。

4.  小論文で高得点を取るための5つのステップ

最後に「小論文で高得点を取るための5つのステップ」を見ていきましょう。

  1. 志望大学の過去の出題傾向を知る

  2. 練習問題や過去問を解いてみる

  3. 第三者に採点を依頼し、足りない要素を洗い出す

  4. トピックに関連した知識を身につける

  5. 時事ニュースや関連トピックに対し、自分の意見や体験を考える

この5ステップをおこなうことで、小論文で高得点を獲得でき、志望校合格にグッと近づくことができます。

それぞれ解説していきます。

4-1.ステップ①志望大学の過去の出題傾向を知る

1つ目は「志望大学の過去の出題傾向を知る」です。

受験対策に限らず、何事もまずは「相手を知る」ことが重要です。

もし志望校・学部の出題形式に「数値データを活用した出題」が多い場合はそのような出題に慣れる必要がありますし、逆に「文章を読み解く出題」が多い場合は短い時間で要点を掴む練習が必要です。

まず志望大学・学部でどんな問題が出題されたのかをチェックしましょう。

4-2 ステップ②練習問題や過去問を解いてみる

2つ目は「練習問題や過去問を解いてみる」です。

実際に解いてみることで、自分に不足していることが明確に分かります。

たとえば「問題文を理解するための背景知識が不足している」「原稿用紙の使い方がわからなくて悩んでしまった」など、実際に回答することで自分の弱点が明らかになります。

早い段階で一度練習問題や過去問を解き、自分に不足している箇所を洗い出しましょう。

4-3.ステップ③第三者に採点を依頼し、足りない要素を洗い出す

3つ目は「第三者に採点を依頼し、足りない要素を洗い出す」です。

2つ目のステップでも十分に弱点を見つけることは可能ですが、重要なことは「採点をするのは自分ではない第三者である」ということです。

自分では「分かりやすい」と思っていた箇所が第三者からは分かりづらく感じたり、説得力に欠けていると感じられたりするかもしれません。

学校や塾の先生に依頼し、チェックしてもらうようにしましょう。

もし「周りで添削出来そうな人がいない」「学校の先生に何度もチェックを依頼しづらい」という場合は、総合型選抜専門塾を活用するのも有効です。

数ある総合型選抜専門塾の中でも「ココミット」は「何度添削を依頼しても値段が変わらない」「社会人プロ講師が添削をしてくれる」ため、短期間でも小論文の実力を伸ばせます。

気になる方は「無料受験相談」で、自分だけの「志望校合格プラン」を一緒に練りましょう。

4-4.ステップ④トピックに関連した知識を身につける

4つ目は「トピックに関連した知識を身につける」です。

出題文によっては知識がないと理解をできなかったり、小論文を書くために背景知識を入れる必要があったりします。

またその必要がない場合でも、専門知識を入れて書くことで説得力が増すため、加点を狙える可能性もあります。

自分の大学・学部に関する専門書を最低1冊は読み、理解を深めましょう。

4-5.ステップ⑤時事ニュースや関連トピックに対し、自分の意見や体験を考える

5つ目は「時事ニュースや関連トピックに対し、自分の意見や体験を考える」です。

小論文では説得力だけではなく、独自性を入れられると加点対象になりやすいです。

そのため自分が志望する大学・学部に関連した背景知識はもちろん、自分の体験や経験を考えておくと良いでしょう。

一番効果的な方法は「学部に関連する時事ニュースに対し、自分の身近な出来事を思い浮かべてみる」ことです。

たとえば「コロナ渦で経済が低迷した」というニュースがあったら「私の場合は飲食店でのアルバイトが、お店が一時休止になり出来なくなった」「そのため節約をして出来るだけ消費を控えた」というようにです。

背景知識や時事ニュースを頭に入れておくだけではなく、普段から自分の経験や体験をリンクさせて、自分の言葉で小論文を書けるようにしましょう。

5.〜まとめ〜小論文の採点基準を理解し、志望校合格に向けて万全の対策しよう!

本記事では以下の内容を解説しました。


  • 小論文の採点基準は「問題理解力」「説得力」「構成力」「文章力」「知識力」

  • 小論文には「加点方式」と「減点方式」があり、それぞれのポイントを押さえて高得点を狙うことが重要

  • 小論文で高得点を取るためには以下の5つのステップをおこなうべし

    志望大学の過去の出題傾向を知る

    練習問題や過去問を解いてみる

    第三者に採点を依頼し、足りない要素を洗い出す

    トピックに関連した知識を身につける

    時事ニュースや関連トピックに対し、自分の意見や体験を考える


本記事を読んで、小論文の採点基準を理解し、これから小論文攻略のためにするべきことが明確になった方も多いのではないでしょうか。

ぜひこの記事を参考に、小論文の対策を早めに始めましょう!

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